各診療科・各部門紹介

がん総合診療部

 がん総合診療部の組織と業務

当院の持つがん医療の専門性、特徴を最大限に活かし、神戸西地域を初めとする周辺住民の皆さんのがん医療のニーズに応えるため、2013年3月にがん総合診療部を設立しました。多職種のスタッフの力を結集し、がん患者さんやご家族が安心して療養できるがん診療連携体制を地域医療機関と一緒になって整備、構築することを目指してきました。

2015年4月には、国指定地域がん診療連携拠点病院に指定され、神戸医療圏のがん医療の中核的な役割を担っています。現在は、2委員会と7チームを傘下に収めています。

住民の皆さんに安定したがん医療を継続的に提供するために、地域医療機関や介護施設との連携を深め、地域完結型の医療を推進する必要があると考え、随時、がん総合診療部の組織改革を実施しています。
今年度は担当副院長のもと、部長は免疫血液内科部長、副部長は呼吸器内科参事、放射線診断科部長、泌尿器科医長、地域医療課長(看護職)がつとめ、各チームの運営は、がん看護専門看護師である統括マネージャーによる全体調整のもと、現場の事情を理解しているマネージャーが担っています。
がん総合診療部運用委員会にて、多職種・多部門で調査・合議することで、がん診療の効率的な運用を図ります。

がん総合診療部運用委員会

消化器内科、呼吸器内科、免疫血液内科、緩和ケア内科、精神・神経科、外科・消化器外科、呼吸器外科、整形外科、脳神経外科、泌尿器科、乳腺外科、産婦人科、耳鼻いんこう科、形成外科、放射線治療科、放射線診断科、歯科口腔外科、看護部、薬剤部、臨床検査技術部、臨床工学室、放射線技術部、リハビリテーション技術部、栄養管理室、総務課、医事課、医療情報企画係、地域医療課。

実務的には下部部門として、2つの委員会および7チームを設け、各部門においてその目的に応じたがん診療の実際に携わります。また、PDCAサイクルの下に、がん治療の質、安全の向上に取り組んでいます。

1.外来化学療法センター・化学療法委員会

外来で化学療法を行う患者さんに対して、専門的で安全・安楽な治療を提供するために外来化学療法センターの運用に関して協議します。外来化学療法センターは専従の医師1名と7つの診療科の医師が兼任で当番体制をとり、看護師は常時5人で対応し、薬剤師が薬剤ミキシングを行っています。2014年4月から毎週木曜日に腫瘍内科外来を開設し、神戸大学腫瘍 血液内科の南博信教授に非常勤として外来を担当して頂いています。病院の増改築に伴い、2015年4月より外来化学療法センターは移転し、11床から20床に増床して運用しています。化学療法の実施件数も2015年度の5200件から2018年度は6500件と順調に増加しています。

2.緩和ケアチーム・委員会

がん患者さん、ご家族のQOLの維持、向上を目的とした質の高い緩和医療、ケアを提供します。チームは多職種のメンバーで構成され、入院患者さんへの介入の他、月曜日、水曜日、金曜日の午前、火曜日、木曜日の午後に緩和ケア内科医による緩和ケア外来を開設しています。平成27年より疼痛緩和などを目的とした短期入院の緩和ケア病床も運用しています。

3.キャンサーボードチーム

各種がん治療に対して専門的な知識、技術を有する複数の医師、メディカルスタッフによって診断や治療方針を検討し、患者さんにとって最善ながん治療の提案、提供を行います。2014年度から、原発不明がん、治療に難渋するがんに対するキャンサーボード形式を3方式(オープン待機的、オープン迅速、クローズド迅速)にまとめ、患者さんの状態や緊急度に応じて最適な方式を選択する運用としています。

4.がん教育、研究チーム

院内外の医療従事者に向けて、がんに関する教育、研究活動を行います。具体的には医師、看護師のみならずすべての医療職員に対する教育講演や、がん医療の専門職、指導者の育成プログラムの企画、運営、臨床研究を通じた新しいがん医療に関する知見開発の促進、がんに関する教育、研究の支援を行います。

5.がん相談支援センターチーム

がんに関する困りごと、気がかりなことがある方はどなたでもご利用いただけます。種々のがんの病態、標準治療などのがん診療に関する一般的な医療情報、患者さん、ご家族の療養上の相談、医療費について不安に思われている方の相談、介護保険などの社会保障制度に関する情報提供、就労に関する相談、緩和医療に関する相談など多岐にわたる相談をお受けしています。がん専門相談員が相談者のお話を伺い、気持ちにより添い、一緒に考え、必要な情報を提供致します。相談者の方が十分な情報を得て治療、生活について考えることが出来るように支援いたします。一人で悩まずご相談ください。

6.患者会チーム

患者会チームでは、患者サロン、クリスマスコンサートの開催、患者ライブラリーの運営、患者会、ピアサポーターとの連携を行っています。患者さん、ご家族などが集まり交流や情報交換ができる場として2ヶ月に1回患者サロンを行っています。がん治療の副作用に対しての対処法や自分らしく生活するためのヒントとなることを専門家の方から教えて頂き、また、参加者同士が語り合う場を設けています。事前予約は不要ですので体調に合わせてご参加ください。
患者ライブラリーでは、実用書、専門書を配置し、ゆっくりくつろいで本を読んでいただけるようにアメニティにも配慮しております。お気軽にお越し下さい。

12月には患者さん、ご家族の方と“楽しい時間を一緒に過ごしましょう”という思いで職員が協力してクリスマスコンサートを行っています。手作り感一杯ですが患者さんのご協力もあり好評を得ています。がん患者さん、ご家族の方、がん患者さんに関わる方どなたでもご参加頂けます。

7.クリニカルインディケータチーム

がん登録を行い、提供しているがん治療効果の分析、評価を行い、医療サービスの質の向上を図ります。がん登録を継続しながら、がん総合診療部活動成果も評価していきます。
がん登録により収集された情報は下記の目的に利用されます。

  • 【法令に基づくもの】
    • がん登録等の推進に関する法律に基づく、全国がん登録への情報提供
  • 【国の機関等公共団体への協力】
    • 国立研究開発法人 国立がん研究センターへの情報提供
  • 【医療サービスや業務の維持・改善】
    • がん患者さんの予後調査
    • 自施設のがん医療事態の把握
    • 診療活動の支援、研究、教育のための資料提供
    • がんに関する医療活動の評価(統計)の資料作成
    • 患者さんへの情報公開の基礎資料

上記のうち、法令に基づくもの以外について、同意しがたい場合は、下記までにご連絡下さい。
同意されないことで、患者さんに不利益が生じることはございません。
お申し出がないものについては、同意していただいたものとして取り扱わせていただきます。

神戸市立西神戸医療センター
がん総合診療部 クリニカルインディケータチーム(地域医療課内)
〒651-2273 神戸市西区糀台5−7−1 電話 078-997-2200(代表)

8.がんリハビリチーム

がん患者さん、ご家族の要望を把握した上で、その時期にできる最高のADL(日常生活動作)を実現し、QOLが維持、向上できるよう取り組んでいきます。がんリハビリテーション研修を修了した医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が中心になり、患者さんの状態に応じて予防的、回復的、維持的、緩和的なお手伝いをしていきます。

9.広報チーム

院内外の医療従事者、医療機関、がん患者さんとそのご家族、地域住民の皆様に対して、当院のがん診療の状況について情報を提供します。院外に向けては当院ホームページ、“れんけい”・“そよかぜ”などの病院広報誌、そして院内に向けては隔月刊行の“がん総合診療部だより”にその内容を掲載します。

がん総合診療部PDCAサイクル

現在取り組んでいるPDCAサイクルと活動計画の予定

PDCAサイクル実施計画、管理表

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