今後の展望
当院は開院以来、診療科・職種間の垣根が低く、横の連携に強いチーム医療を標榜してきました。そしてがん診療に関しても様々な職種からなる「がん総合診療部」が中心となっていろいろな課題に取り組み、体制強化を図ってきました。具体的には、化学療法センターや緩和ケアチーム活動の充実、がん相談支援センターの設置、緩和ケア内科・腫瘍内科の開設、がん診療に関連する専門職の資格取得や養成、各種研修会の開催、PET-CTをはじめとする画像診断機器の導入や最新機種への更新、ロボット手術装置ダビンチや放射線治療装置リニアックといったがん治療に欠かせない治療機器の導入と最新機種への更新などです。そして2021年度に、さらにきめ細やかな緩和ケア診療を包括的に行えるよう、緩和ケアチームを拡充させ、緩和ケアセンターを設立しました。
今後も
“あなたを支えます!心のこもったがん診療とケアで”
-がん患者さんに、低侵襲で精度の高い医療の提供を-
をスローガンに、国指定がん診療連携拠点病院としての使命を果たすため、今後も西神戸医療センターのがん診療の質を一層高めていく所存ですので、地域の住民、医療機関の皆様のご支援をお願い申し上げます。