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臨床検査技術部

輸血検査

 輸血療法とは、血液中の赤血球や血小板、凝固因子等の機能や量が低下したときに、その成分を補充し臨床症状の改善を図ることを目的として行われます。他人の血液を輸血することは一種の臓器移植であるため、輸血による副作用や合併症を完全に予防することは困難ですが、適切な方法で適合血の選択を行い、赤血球抗体による溶血性副作用を防止することが輸血検査の主な目的です。そのために血液型検査(ABO式、Rh(D)式)や不規則抗体スクリーニング検査、交差適合試験を行います。また、血液製剤を無駄にせず、輸血業務を効率的に行うため、タイプアンドスクリーンやコンピュータクロスマッチも採用しています。

 2020年度実績は、血液型検査約9,000件、不規則抗体スクリーニング検査5,900件、交差適合試験2,300件、自己血輸血約60件です。血液製剤の輸血は約20,000単位です。主な設備は、全自動輸血検査システム(イムコア社ECHO)、輸血管理システム(KHJサービスFOBATCOM)、血液製剤専用保冷庫、自己血専用保冷庫などです。

 当院では、「輸血の安全性確保」や「適正な輸血の実施」のため、臨床検査技師による24時間検査体制や輸血療法委員会による輸血体制の監視等を実施しています。

全自動輸血検査システム
輸血管理システム
自記記録計(温度管理ができる) と警報装置が付いた血液保冷庫。
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