各診療科・各部門紹介

臨床工学

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Mission

  中核病院としての機能を維持し、安全で良質な医療を提供する

Vision

  多様性と専門性を両立し、患者さん、医療者にとって不可欠な存在となる

Value

  チームワークの更なる向上と激変する医療に対応できる柔軟な思考の醸成

 

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臨床工学技士Clinical Engineer の略称です。現在、当院では15 名(男性13 名、女性2 名、 パート2 名)が勤務しています。臨床工学技士は、1988 年に誕生した比較的新しい国家資格であり、その業務は生命維持管理装置の操作および保守点検とされています。高度医療の安定した供給と安全性の両立を目指し、日々業務に取り組んでいます。

 

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業務体制

平日は8:15 から業務調整を行い各部門の始業に間に合うよう準備を始め、各部門の就業まで対応 しております。また、夜間休日は呼び出し体制をとり、24 時間365 日、診療科からの要望に応えられるよう対応しております。組織としては業務を維持継続するため、多様性と専門性を同時に満たせる体制つくりおよび、教育に力を入れております。現在、各スタッフは2 つの業務を担当してお り、各業務のリーダーは他の業務リーダーと調整し、業務担当スタッフを配置しています。担当以外の業務にも気を配り、各リーダーが部門全体の運用を考えマネジメントしています。

血液浄化業務

現在16床が稼働しており、導入期の患者さんや手術などで近隣医療機関から紹介を受けた患者さんへの透析を中心に行っています。また、隔離室を完備しており、結核やその他の感染症の患者さんへの透析も可能です。平成26年1月に装置の更新を行い、現在は最新の機種で治療を行っています。オンラインHDF施行可能な装置を6台設置し、厳密な水質管理のもと平成26年9月よりオンラインHDFでの治療を開始しています。血液透析の他にも血漿交換やLDL吸着、白血球吸着、腹水濾過濃縮再静注法など、すべての血液浄化に対応できるよう体制を整えています。透析室では医師3名、看護師11名と協力し、患者さんに安全で質の高い透析医療を提供できるよう、日々努力しています。

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集中治療室業務

集中治療室では臨床工学技士が重症患者さんの治療に関わっています。人工呼吸器や、持続血液透析(CRRT)、経皮的心肺補助(PCPS)、IABP、各種血液浄化(血漿交換、血漿吸着、二重濾過血漿交換・血液吸着)などの治療に携わっており、機器の操作のみならず治療への参加はもちろんのこと、保守・管理等も行っています。また、緊急時に備えオンコール体制をとっており24時間365日、様々な状況に対応できるように待機しています。rinshoukoutaku02

 

手術室業務

手術室では、医療機器の管理、修理、トラブル対応、特殊手術への立会いなどを行っています。具体的には手術支援ロボット(da Vinci)をはじめ、術前に使用する麻酔器や内視鏡手術機器、術中に使用するナビゲーションなど最新手術機器の操作設定を行っています。
また、滅菌前の内視鏡鉗子やドリルなどの点検を行い、手術中のトラブルを最小限に抑えるよう努力しています。
手術室は平成26年6月より2室増え8室となりました。これにより、臨床工学技士活躍の場もさらに広がりました。手術室では医師、看護師とカンファレンスやミーティングを通じて連携を取り、より良いチーム医療の実践が出来るよう努力しています。

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ペースメーカー業務

ペースメーカー業務では、ペースメーカー植込み手術時の機器操作、患者情報の管理などを行っています。また、ペースメーカー外来では、過去の使用状況などから最適な設定を行うため臨床工学技士が機器の操作を担当しています。当院では主にMedtronic社とSt Jude Medical社のペースメーカーを取り扱っており、医師と協力し様々な機能を使い分けることで、患者さんを第一に考えた設定を目指しています。

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内視鏡室業務

平成25年12月から1名の臨床工学技士を専任で配属し、内視鏡室業務を開始しています。当院の内視鏡室では年間約10,000件の症例があり、通常の内視鏡検査の他にESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)、EMR(内視鏡的粘膜切除術)、EUS(超音波内視鏡検査)、RFA(経皮的ラジオ波焼灼療法)など多くの特殊症例に対応しています。内視鏡室の稼働率が高いため、トラブルの回避や業務の効率化を目標に、機器のセットアップや処置中の機器操作など積極的に行っています。今後は内視鏡室の移転に向け準備も進めて行きます。

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人工呼吸業務

院内で使用する各種人工呼吸器の保守管理とより良い治療を行うためのサポートが業務の目的です。保守管理では、使用前・使用中・使用後点検、オーバーホールなどを行っています。人工呼吸器使用中は、担当の臨床工学技士が朝・夕の2回作動状態を確認し、医師の指示の下に人工呼吸器の設定や経過観察を行います。医師、看護師、理学療法士等の関係職種と緊密な連携の下に、安全かつ効果的な呼吸療法を目指し日々奮闘しています。人工呼吸器がいつでも安全に患者さんに使用できるよう医師・看護師等の研修には特に力を入れています。一方、在宅支援として医療機器メーカーと連携し、呼吸不全の患者さんが在宅で使用する人工呼吸器の導入や家族への指導、退院後のフォロー等を行っています。その他、院内呼吸療法チームに参加し定期的に勉強会を開催しています。

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アンギオ室業務

循環器内科医師の増員に伴い、心臓カテーテル検査及び治療が増加しております。昨年度試験的に業務を開始し、本年度より本格的に業務拡張し参入しています。緊急患者さ んへの対応など救急医療に貢献して行きたいと考えております。

医療機器管理業務

・機器管理システム
ME(Medical Engineer)室が中心となり医療機器の管理を実施しています。実施には機器管理ソフトを用いて機器の耐用年数の延長をはかる一方、機器購入時の性能評価や廃棄基準などの判定も行い、経済的効果にも寄与する事を目指しています。

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・電子カルテへの医療機器対応業務
看護師の業務軽減を目標に院内の医療機器と電子カルテとの連携を行っています。医療情報企画係との連携を取りながら、機器情報システムの構築などにも貢献しています。

・医療機器管理ソフトの開発
委託業者と共同でソフト開発を行っており、現段階では、バーコードによる医療機器の貸出し・返却、医療機器の点検・修理履歴の検索、機器情報の検索などが可能です。ポータブル PC を用いた機器管理も予定しており、今後も運用を拡大していく予定です。

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睡眠関連業務

夜間睡眠中の呼吸状態を調べるPSG(終夜睡眠ポリグラフィ)検査やそれに先駆けて行う、 自宅でのパルスオキシメーターによるスクリーニング検査などについて、患者さんへの電極装着や機器の使用方法の説明などを行い、検査結果の解析も行っています。
また、不眠の患者さんには睡眠の状態を侵襲なく計測する機器を設置し、不眠の状態に ついて評価を行っています。

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職員が成長し組織も成長することを目標としており、キャリアパスを用いた生涯教育を実践しています。また、目標を立て計画的に達成できるよう当部門で作成した目標管理システムを導入しています。この目標管理システムはノルマ管理ではなく、職員が成長できるよう業務・ 自己研鑚・部内貢献の3 つの視点で構成されています(目標管理シート参照)。また、臨床工学技士の業務は日々拡大しており、院内において更に活躍の場を広げるため、短期計画だけでなく中長期の計画を一般スタッフでも立案できるよう工夫しています。

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患者さんと病院で働くすべての人に対して安全な環境を提供することを目指しています。患者さんへの技術提供(臨床業務)では特に職員の教育に力を入れています。新人職員が安 全に独り立ちできるよう独自の教育スケジュールや指導方法を導入しています(スキルチェックシートとステップアップラダーの採用)。また、患者さんに24 時間365 日、安全な治療が実施出来るよう、オンコールによりすべての業務に対応できる体制をとっています。
一方、安全な環境という面では、医療機器の保守管理に注力しており、保守点検の推進により安全性の向上を目指しています。下のグラフは医療機器の登録数および点検数と、修理件数の推移です。このグラフからも予防保守が医療機器の安全に寄与していることがおわかり頂けると思います。今後もさらに安全な環境を提供できるよう努力いたします。他方、主に医師と看護師に向け安全な環境の提供を目指しています。医師、看護師の業務の効率化と安全性の向上に向け、新しい機器やシステムの導入を推進しております。

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special

専門性と多様性を同時に満たせるよう業務と教育の体制を整えています。

  • 定例会・リーダー会・教育ミーティングによる組織運営の強化 
  • ステップアップラダーによる現状の確認と課題の明確化
  • 目標管理による組織コミットメントの向上と進捗管理能力の育成
  • 症例検討会/スキルアップトレーニング/BLSトレーニングによるスキル研修
  • 専門認定資格取得の推進(認定士取得助成制度あり)
    • 呼吸治療専門臨床工学技士 1 名
    • 3 学会合同呼吸療法認定士 8 名
    • 透析技術認定師 3 名
    • 医療情報技士 2 名
    • ホスピタルエンジニア 2 名
    • MDIC 1 名
  • 大学院進学のサポート
    • 卒業 修士課程 2 名 卒業
    • 在学 修士課程 2 名
  • 技士会等での活動
    • 日本臨床工学技士会 CE 志望者拡大プロジェクト委員会
    • 日本臨床工学技士会 国立大学養成課程設置推進委員会
    • 日本臨床工学技士会 呼吸業務検討委員会
    • 日本臨床工学技士会 日本臨床工学技士教育研究会実行委員会
    • 日本臨床工学技士会 代議員
    • 日本医療機器学会 代議員
    • 兵庫県臨床工学技士会 副会長
    • 兵庫県臨床工学技士会 理事 2 名
    • 兵庫県臨床工学技士会 学術委員 2 名(呼吸・ME部門)
    • 兵庫県臨床工学技士会 厚生委員 2 名
  • その他
    • 呼吸ケア研究会(WARC)世話人
    • 呼吸ケア研究会(WARC)幹事
    • RST-JAPAN 世話人
    • 先端医療振興財団 医療機器等事業化促進プラットフォームアドバイザー
    • e-NFC 医療安全研究会専門委員
    • 大阪ハイテクノロジー専門学校 臨床工学科 非常勤講師
    • 藍野大学 臨床工学科 非常勤講師
    • 神戸総合医療専門学校 非常勤講師

27 年度以降 発表・講演等

  • 平成27 年4 月 呼吸ケア研究会第5 回WARC セミナー 講演
  • 平成27 年4 月 第11 回京都血液浄化技術研究会講演
  • 平成27 年4 月 第13 回滋賀県臨床工学技士会総会 基調講演
  • 平成27 年5 月 第25回日本臨床工学会 呼吸治療臨床工学専門技士ワークショップ 発表
  • 平成27 年6 月 平成27年度医療機器安全基礎講習会プログラム第37 回ME 技術講習会

講演

  • 平成27 年7 月 チーム医療CE 研究会西日本第72 回臨床セミナー 講演 
  • 平成27 年7 月 愛知県臨床工学技士会 呼吸療法セミナー 講演
  • 平成27 年8 月 テルモ株式会社支店内講演会 顧客・マーケティング 講演 
  • 平成27 年9 月 神奈川県呼吸療法研究会 第16 回神奈川呼吸療法カンファレンス 講演
  • 平成27 年10 月 第10 回兵庫県臨床工学技士会ME セミナー 講演  
  • 平成27 年10 月 第16 回臨床ME 専門認定士更新講習会 講演
  • 平成27 年11 月 呼吸ケア研究会第6 回WARC セミナー 講演
  • 平成27 年11 月 第14 回日本臨床工学技士教育研究会 シンポジウム 発表
  • 平成27 年11 月 第3 回大阪西南NPPV カンファレンス 講演
  • 平成27 年11 月 先端医療振興財団 医療・介護機器開発セミナー 講演
  • 平成27 年11 月 第22 回近畿臨床工学会 発表 3 名
  • 平成27 年11 月 第35 回医療情報学連合大会 発表
  • 平成28 年1 月 京都府臨床工学技士会 第13 回人工呼吸器安全管理セミナー 講演
  • 平成28 年2 月 京都府臨床工学技士会 京都府北部セミナー 講演
  • 平成28 年2 月 メディカルジャパン2016 臨床工学フォーラム 専門セミナー 講演
  • 平成28 年2 月 2015 年度 第1 回 医工連携人材育成セミナー 講演
  • 平成28 年3 月 兵庫県臨床工学技士会 第30 回呼吸セミナー 講演
  • 平成28 年3 月 第47 回兵庫県臨床工学技士会ME 部門定期学習会 講演

 執筆等

  • 平成27 年 7 月号 雑誌Clinical Engineering チーム医療とコミュニケーションスキル
  • 平成28 年 7 月号 雑誌Clinical Engineering 臨床工学技士の夜間・休日診療への対応
  • 平成28 年 3 月号~7 月号 雑誌 呼吸器ケア CE 目線の人工呼吸器選び

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