各診療科・各部門紹介

腎臓内科

診療科の概要

腎臓内科の診察を希望される患者さんへ
当科では、慢性的に医師が不足し現状の診療体制を維持するのが困難な状況になってきております。
つきましては、平成29年9月1日より初診患者の診察は紹介状を持参された患者さんに限らせていただきます。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。 

CKDってナニ?

CKDという言葉を耳にしたことはないでしょうか?腎臓の機能は歳をとるとともに徐々に低下していきます。糖尿病や高血圧、慢性腎炎の患者さんの腎機能はさらに早く低下します。腎機能の低下が限界を超えると末期腎不全となり、透析や移植などの腎臓の機能を補完する治療が必要になります(こういう治療を腎代替療法と呼びます)。社会の高齢化や糖尿病の患者さんの増加に伴い、腎代替療法を受ける患者さんは年々増加して国内で31万人を突破しました。国民400人に1人が腎代替療法を受けている計算になります。腎臓病は末期腎不全に至るだけでなく、心筋梗塞や脳卒中などの原因になることも明らかになってきました。腎不全対策が社会的にも重要になってきていますが、腎臓はいったん悪くなると治療でもとにもどすことができません。末期腎不全という病気はある日突然起こるわけではなく、多くの患者さんは糖尿病や高血圧、慢性腎炎などを発症してから数十年後の経過の後に末期腎不全になります。したがって、将来腎臓病になりそうな患者さんを早期に見つけ出して早期から治療することが、腎不全対策として重要です。そこで、そういう腎臓病の予備軍を早期に見つけるための手段として、CKD(慢性腎臓病)という概念が提唱されました。現在、一般の健診などでも尿検査、血液検査を元にCKDの診断を行い、CKDに該当する方については専門医の受診を勧めています。CKDはあくまでも将来腎不全になる患者さんを効率よく見つけ出すための方法であり、CKDという名前の病気があるわけではありませんし、CDKと診断されたから必ず将来腎代替療法が必要になったり入院が必要になったりするわけではありません。しかし、CKDと診断された場合は適切な治療をすることにより将来の腎不全を防ぐことができるかもしれません。まずはお気軽に受診してください。
 

CKDの定義

CKDの定義は、わかりやすく書くと以下の2つになります。

1)尿検査や画像診断(エコーやCTなど) で何らかの腎臓の異常がある

たとえば、蛋白尿や血尿があったり、腎結石や腎臓のがんなどもそCKDになります。

2)推算GFR(eGFR)が60(mL/min・1.73m²未満)である。

推算GFRというのは見慣れない言葉ですが、腎臓が老廃物を排泄する機能の指標です。
GFRというのは腎臓が1分間に浄化できる血液(正確には血清)の量を指し、これを腎機能の指標としているのですが、GFR直接測定するには患者さんの肉体的負担が大きいので、それを血液中のクレアチニンという物質を測定することで簡単に測定できるようにしたのが推算GFRです。
 

CKDにはどんな病気があるの?

CKDは上に書いたとおり将来腎不全になる可能性のある人を診断するための基準ですので、その中にはいろいろな病気が含まれます。末期腎不全で透析を新たに受けるようになった患者さんの腎不全になった原因は、約45%が糖尿病、約25%が慢性腎炎、約10%が高血圧や加齢が原因となる腎硬化症、その他の病気が10%(さらに原疾患が不明の人が10%)となっています。この中でも糖尿病と腎硬化症が生活習慣の変遷や高齢化の進展に伴い毎年増加し続けています。
 

CKDはどう治療するの?

腎機能はいったん低下してしまうと元に戻すことはできません。したがって、CKDの治療はともかくにも腎機能が低下する前に早期からCKDの原因となっている病気を治療することが優先されます。糖尿病の場合は糖尿病そのものの管理と血圧の管理、慢性腎炎の場合は病理検査を行い病態に合わせた治療が行われます。腎硬化症の場合には高血圧と加齢が原因になりますが、加齢は治療できないのですが血圧の管理を行います。また、食事療法も重要な治療手段の一つです。

 

jinzounaika

腎臓内科では 1)慢性腎炎、ネフローゼ症候群などの腎疾患に対して病理検査(腎生検)を行って治療する、2)慢性腎臓病(CKD)患者の悪化を防ぐための血圧・食事管理、3)不幸にして末期腎不全に至ってしまった場合は、血液透析・腹膜透析・腎移植のいずれを行うかを決める両方選択を行った上で血液透析、腹膜透析の導入を行う(腎移植に関しては移植を行っている施設に紹介する)、4)もともと末期腎不全で血液透析を受けている患者さんが入院した際の透析療法の管理、5)集中治療室で行う血液浄化療法の管理を行っています。

 

 

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