診療科の概要
地域の基幹病院として脳神経内科全般にわたる疾患の診療をしています。救急患者さんには24時間体制で対応しています。
地域の医療機関との連携を重視し、病状の安定した患者さんはかかりつけ医の先生をご紹介し、治療を継続していただきます。
日本神経学会准教育施設に指定されています。
診療科の特徴
外来患者数は1日平均80人、入院患者ベッド数は約18床、年間入院患者数は約300人、24時間救急体制を取っており、入院患者さんの約75%は緊急入院です。
神経急性疾患から慢性疾患まですべての脳神経疾患を診療しています。
診療科トピックス
急性期脳血管障害のうち出血性疾患(脳出血、くも膜下出血)は当院では脳神経外科が担当します。急性期脳梗塞患者では超急性期の血栓溶解療法(t-PA静注療法)も行っています。また、脳神経外科との連携で、血管内治療も速やかに伝える体制になっています。機能回復のためには早期のリハビリが重要であり、近隣のリハビリ専門病院と連携しております。
変性疾患は外来診療が中心で、入院は検査目的、合併症のあるとき、急変時が主です。
各種自己免疫性疾患(多発性硬化症、重症筋無力症、多発性筋炎など)に対して血漿交換や免疫吸着法、免疫グロブリン大量静注法を施行しています。重症筋無力症では呼吸器外科で胸腺鏡下胸腺摘出術を施行しています。外来では上記疾患以外にも片頭痛、てんかんなどを多数診療しています。顔面痙攣に対してBotox療法を施行しています。
認知症は外来での診断を行っていますが、入院はできません。また、継続しての診療は、かかりつけの先生にお願いしております。