各診療科・各部門紹介

整形外科

診療科の概要

整形外科スタッフ整形外科は、主として身体運動機能の改善を扱います。変形性関節症などで歩行困難の方の歩容を改善したり、腰部脊椎管狭窄による歩きにくさを軽快させて日常生活を過ごしやすくしたり、骨折をもとの生活ができる様に治療するなど多岐の分野にわたります。現在、整形外科はスタッフ医5名と、専攻医2名の計7名の構成となっています。手術日でも時間内救急にはできるだけ対応したいと思います。手術は年間947件であり、人工関節から骨折など外傷まで様々です。外来は2診で、受付は8時45分から10時45分までです。9時30分頃までに受け付けていただければ、たいてい午前中に診察可能です。平成26年3月3日より外来電子化に伴ない午前中の診察がやや遅れる場合がありますが、なるべく御迷惑をおかけしない様努力しております。整形病棟は9階西にあり、ベッド数は37床です。入院に関して言えば、例えば腰椎椎間板ヘルニアで手術するときは検査も含め入院は1~3週です。人工関節は3~5週の入院です。人工関節は術前に自己血輸血のため、外来で400ccの自己血を予め採血することもあります。9階病棟からは、明石大橋、淡路島、大阪湾が望め、晴れた日の夕陽はきれいです。

診療科の特徴

西区を中心とした地域に密着した、診察治療を心がけています。最近は三木市からの患者さんも増えています。小児の骨折などはなるべく緊急として治療し、就学に影響が少ない様にしています。高齢者の人工関節手術や大腿骨頸部骨折術後は、神戸リハビリテーション病院、ときわ病院、広野高原病院などの病診連携を利用し紹介し充分なリハビリを行えるよう心がけています。
骨盤骨折、股関節周囲の骨折(寛骨臼骨折)などは当院の専門です。藤原医師は1992年にフランスでLetournel教授のもとこの骨折の治療を研修しました。脊椎手術は、ほとんど顕微鏡下で安全に行なわれています。最小皮切で行う場合とそうでない場合とあります。早期リハビリのためインストルメンテーションが行われる場合もあります。平成25年度からは肩関節鏡を、京大病院で指導されていた小林先生等にサポートして頂き、多彩な疾患を最小侵襲で治療しています。関節拘縮、肩腱板損傷が良い適応と考えています。

診療科のトピックス

ライフサイクルの考え方が広がるなか、中高年の日常生活の質の改善が求められています。又高齢化社会にあって、平均健康寿命の拡大も望まれています。河合隼雄氏は中高年こそ、人生の意義が高まる時期であると述べていました。そんな中で機能障害により、歩行困難(ロコモティブ症候群)などが出現すると夫婦や家族に危機等が出現します。当科ではこのような障害(変形性関節症、脊椎骨粗鬆症、脊柱管狭窄症など)に対する手術が増えています。高齢夫婦の一人が歩けなくなると、本人のみならず家族にとっても非常に困る場合があるからです。早期リハビリのため脊椎に対して、金属を利用して固定するケースもありますが、患者さん自身とリスクについてよく話し合い決めています。女性では歩けなくなると一緒に旅行に行ったり、買い物に出かけられなかったり、お茶を飲めなくなったりするため、友人とのコミュニケーションがとりづらくなり、鬱になる傾向があります。肥満も改善しません。中高年の日常生活の質を向上させる役割が、近年整形外科に求められている様に思われます。脊椎粗鬆症に対しては、骨塩を定量し比較的早期よりアランドネートなどを投与し、改善する例が増えています。骨粗鬆の強い患者さんには、毎日の皮下注射剤も行っています。極度のダイエット、減量は骨粗鬆につながり、強くは勧めていません。60kg以上の女性の方が骨粗鬆症になりにくいとの統計もあります。肩関節疾患に対しては関節鏡を利用し最小侵襲の手術、検査を目ざしています。また整形外科ではアメニティグループ及び病院と協力し、病棟及び外来に絵を飾るHealing Art Projectを行い、地域の皆様に優しい環境と医療を提供したいと考えています。現在、2階外来、3階エントランス、8階及び9階の食堂に、Peter Davidson氏による瀬戸内海を臨む神戸の絵、淡路島の絵や伊川谷の農家の絵などが飾られています。2012年3月には、3階エントランスホールに“神出雄岡山の夏~秋、2011”が架けられました。2014年7月にはエントランスホール3階部分の壁に10m×2.6mの西区の眺望を描いた大きな壁画がかかりました。外来受診時など是非御覧ください。
また2016年7月には、アメリカStanford大学で2年の股関節鏡の研修を終えた柴田弘太郎ロバーツ先生がスタッフとして加わる予定です。

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