各診療科・各部門紹介

小児科

診療内容

1.外来診療

一般外来は午前中に医師2名が診療に当たっています。

小児の内科疾患全般を広い範囲にわたって診療しています。予約制が原則ですが、急病の多い小児科では、予約がなくても受診できます。当日の外来受付時間は午前8時45分から11時45分までです。なるべくかかりつけの先生からの紹介状をご持参してください。平日の12時から17時までの時間帯も、紹介状ご持参の患者さんの診療にあたっています。
令和元年度の外来のべ患者数は18,738人、そのうち救急外来受診者数は6,356人でした。

専門外来を午後に行っています。

1.アレルギー外来

堀医師…月曜日(14時~16時30分)、木曜日(15時30分~16時30分)
松原医師…木曜日(14時~16時30分)

食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、等のアレルギー疾患全般についての診断と治療を行なっています。 繰り返す喘息の長期管理、アトピー性皮膚炎のスキンケア指導、除去食の適応を検討するための食物経口負荷試験など、小児のアレルギー疾患全般についての診断と治療を行っています。スギ花粉症、もしくはダニによるアレルギー性鼻炎を対象(概ね6才以上)とした舌下免疫療法を行っています。原則として予約制ですので、受診希望の方は、午前中の一般外来を受診のうえご相談ください。他院の受診歴や検査既往歴がある場合には、受診元の医療機関からご紹介いただくか、または、検査結果をご持参いただければ診療に役立ちます。食物アレルギーに対して食物経口負荷試験を積極的に行っています。当院の負荷試験の状況を説明します(リンク1)

 

2.慢性疾患外来

松原医師…月曜日(14時~16時30分)

小児の血液・腫瘍疾患の治療や経過観察と、喘息、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患や、低身長などの慢性疾患の精査と治療を行っています。低身長の精査をご希望の方は、こちらをご覧ください(リンク2)。原則として予約制ですが、この外来を受診されている方に限り、病状の変化などには当日申し込みでも受付けています。

 

3.乳児健診

医師は交代…火曜日(14時~14時30分)

当院で生まれた乳幼児の健診と育児相談を行います。対象は1ヵ月健診と9ヵ月健診ですが、必要があれば、それ以外の時期でも経過を診ます。他院から紹介された方も受け付けますので、できれば受診前に電話でご相談ください。

 

4.小児神経外来

岩田医師…水曜日(14時~16時30分)

小児の神経疾患全般を対象としています。原則として予約制です。当科を受診している方に限り、当日時間内の申し込みでも受診できます(リンク3)

 

5.未熟児外来

磯目医師…水曜日(14時~16時30分)

当院で出生された出生体重の小さな赤ちゃんや早産の赤ちゃんを中心とした発育、発達面の診療を行っています。原則として予約制となっています。当院以外の病院で出生した赤ちゃんについても同様の診療をしていますので、できれば受診前に電話でご相談ください(リンク4)

 

6.心臓外来

平海医師…金曜日(14時~16時30分)

小児の循環器疾患の診療を行っています。先天性心疾患や川崎病では必要に応じて診察室で心エコー検査を行い、その場で診断して、治療方針を決めています。原則予約制です。

 

7.予防接種

医師は交代…木曜日(13時30分~14時00分)

四種混合、二種混合、MR(麻疹、風疹)、13価肺炎球菌、Hib (インフルエンザ菌タイプb)、おたふくかぜ、水ぼうそうとB型肝炎の予防接種を行っています。予約制ではありませんので、当日にお申し込みください。健康保険証と母子健康手帳を持参してください。 シナジス(抗RSウイルスヒト化モノクローナル抗体)も接種可能ですが、この予防接種に限り、事前の予約が必要です。

2.救急対応

当院では小児の救急医療に力を注いでいます。平成30年6月から連日17時から24時まで救急外来で診療が可能になりました。月曜日から金曜日までの午前11時45分から午後5時までは、特殊外来を除くと、原則として診察受付はしていませんので、お近くの医療機関にご相談ください。
お近くの医療機関から紹介された場合は随時受け付けますのでご相談ください。

3.入院診療

小児病棟は6階西病棟にあります。診療科を問わず、小児の患者さんは原則としてこの病棟に入院し、小児に適した環境で治療が受けられます。ベッド数は23床あり、このうち重症個室が2床、感染症用病室が2床あります。小児科の令和元年度入院患者数は1,378人で、主な疾患の内訳を表に示します。

令和元年度小児科入院患者疾患別頻度
分類 疾患(主病名) 症例数
感染症    
肺炎 146
気管支炎 79
胃腸炎 88
尿路感染症 37
扁桃炎 8
化膿性リンパ節炎 19
インフルエンザウイルス感染症 19
ヒトメタニューモウイルス感染症(再掲) 26
RSウイルス感染症(再掲) 86
無菌性髄膜炎 18
肺炎球菌菌血症 4
サルモネラ菌血症 2
GBS菌血症+化膿性耳下腺炎 1
大腸球菌菌血症+尿路感染症 2
Type f インフルエンザ菌菌血症 1
化膿性関節炎 1
中耳炎・副鼻腔炎 7
百日咳 2
蜂窩織炎・伝染症膿疹・SSSS 11
アレルギー    
喘息 127
食物経口負荷試験 183
感染性蕁麻疹 1
薬剤アレルギー 3
アナフィラキシー(食物、薬剤) 15
膠原病、リウマチ    
川崎病 45
IgA血管炎 13
内分泌    
低身長(成長ホルモン分泌刺激試験、等) 22
甲状腺機能亢進症 1
2型糖尿病 1
1型糖尿病 3
代謝、電解質異常    
ケトン血性低血糖 14
電解質異常 2
生体防御・免疫    
先天性好中球減少症 1
WHIM症候群 1
呼吸器    
細気管支炎 40
クループ 5
肺結核 1
血液、腫瘍    
血小板減少性紫斑病 3
血球貪食症候群・感染性血球減少 1
球状赤血球症 4
乳児血管腫 11
腎、泌尿器    
糸球体腎炎 2
腎機能異常症 1
紫斑病性腎炎 1
ネフローゼ症候群 4
消化器    
糞便性イレウス 1
肥厚性幽門狭窄症 1
急性胃粘膜病変 1
胆のう捻転 1
急性膵炎 1
潰瘍性大腸炎 1
神経    
熱性(単純型・複雑型)けいれん 96
てんかん・無熱性けいれん 16
熱性けいれん重積 16
胃腸炎関連けいれん 2
GM2ガングリオシド―シス 1
せん妄・脳炎疑い 4
小脳失調 2
精神    
摂食障害 2
身体表現性障害 5
薬物大量摂取・中毒 5
救急    
腸重積 13
予防接種副反応 4
異物誤飲 7
総数 (その他を含む) 1378
 

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過去10年間の小児病棟の入院数の変遷を図に示します。小児病棟の入院数はここ11年間で約160%に増加しています。

4.新生児・未熟児センター

新生児未熟児センターは6階東病棟にあります。周産期に携る全ての職員が原則、新生児蘇生法講習を受講しています。令和元年度の出生数は594名で、このうちなんらかの理由で入院した新生児は170名でした。主な疾患の内訳を表に示します。主病名のみを記載しています。ハイリスク分娩の増加に伴ない、人工呼吸器の装着数が増加しています。(令和元年度は13人)
新生児未熟児センター病棟

 

疾患名 症例数
早産児 59
 ・在胎33週以下の早期早産児(再掲) 9
 ・在胎34-36週の後期早産児(再掲) 49
低出生体重児(早産児との重複含む) 87
 ・超低出生体重児・極低出生体重児(再掲) 3
呼吸窮迫症候群、新生児一過性多呼吸 34
大量羊水吸引症候群 2
無呼吸発作 1
人工呼吸器装着 13
新生児仮死 7
新生児黄疸 7
先天奇形(心奇形を除く)  
 ・先天性水腎症 15
 ・鎖肛・肛門位置異常(疑いも含む) 3
 ・片腎 1
 ・多合趾症 1
 ・尿道下裂 1
 ・口唇裂 1
心奇形(合計)  
 ・VSD 3
 ・PDA 3
 ・不整脈 2
 ・MR 1
母体合併症  
 ・糖尿病母体よりの出生児 4
 ・精神疾患 5
 ・B型肝炎垂直感染予防 2
 ・ITP母体よりの出生児 1
新生児感染症 1
先天性トキソプラズマ症疑い 1
先天性梅毒疑い 1
双胎 18組
総数 170
分娩数 576件
出生新生児数 594人
 

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早産、低出生体重児については、妊娠週数30週以上、推定体重1500g以上に限定して対応しています。毎週1回産婦人科医とカンファレンスを実施し、出生前の胎内情報を緊密に共有しています。早産児をはじめ、赤ちゃんに治療の必要性が推測される場合には小児科医が分娩に立ち会います。分娩時に異常のない全ての新生児に、生後1日目と退院時に小児科医が診察しています。生後4〜5日目に先天代謝異常の検査を行っています。また、聴覚スクリーニング検査(耳が聞こえているかの検査)も行い、精査が必要な場合には耳鼻科医に早期に紹介しています。平成22〜30年度の実績では、およそ0.2%に聴覚の異常が見つかっています。

5.業績

学会発表、論文発表も活発です。令和元年度には、学会発表17回、論文発表9編(このうち、国際誌1編)でした。2010年以後の論文発表を別紙に示します(リンク5)

 

 

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