各診療科・各部門紹介

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診療内容

顔面外傷(顔面骨骨折を含む)
形成外科は創傷治療を専門としています。ケガの初期治療から傷あとのケアまで一貫して行います。ケガをしたときに、傷をできるだけ早く、きれいに治します。傷あとが残りそうな場合は、テーピングを行い、傷あとが目立たないようケアします。皮膚表面の傷だけではなく、顔の骨の骨折についても治療します。

その他の外傷
顔面だけでなく、手足や体の切り傷や擦り傷について治療します。また、皮膚や軟部組織の欠損を伴うような重度損傷についても治療します。

熱傷(ヤケド)
熱傷(ヤケド)は日常生活において最も多い外傷の一つです。できるだけ早く・キレイに治るように、処置方法について指導します。しかし、ヤケドの大きさや損傷の深さによっては、皮膚移植手術が必要となる場合があります。また、治った傷あとから引きつれを生じることがあるので、傷あとのケアも重要です。

傷あと・ケロイド
ケガをした後の傷あとについては、テープや特殊な絆創膏で傷あとのケアを行います。約3ヵ月~6ヵ月の間ケアを行いますが、残念ながら傷あとが目立ってしまう場合は、瘢痕修正手術を行います。また、赤くみみずばれのように盛り上がる傷あとは「ケロイド」と呼ばれます。体質によっては傷あとが落ち着きにくい場合があり、飲み薬や注射などで治療します。保存的治療で効果がえられない場合は、手術治療を行います。当院では放射線科と協力して、ケロイドの手術後に放射線照射を行っています。手術と放射線の組み合わせは、最も効果の高い治療法です。

 下肢の難治性皮膚潰瘍
糖尿病による皮膚潰瘍や末梢動脈疾患に伴う壊疽の治療を行います。下肢の皮膚潰瘍は一度発生すると、全身状態に悪影響を及ぼす恐れがあります。特に糖尿病・腎不全がある患者さんにおいては、末梢動脈疾患・重症虚血肢を合併しないように、早期発見・早期介入の必要があります

 皮膚灌流圧(SPP)検査について
2016年度より、皮膚の微小循環を測定する最新の検査機器(PAD4000)を使用して皮膚灌流圧(SPP)検査を開始しました。皮膚灌流圧の測定により、皮膚潰瘍の治療予測・重症度の評価を行っています。また、皮膚灌流圧を測定することによって、保存的治療の有効性や血行再建術の必要性などを判断することが可能となり、血行再建術が必要な場合は、循環器内科と協力して治療をすすめていきます

皮膚・皮下腫瘍
皮膚にできる母斑(ホクロ)や粉瘤・脂肪腫といった良性皮膚腫瘍の治療を行います。形成外科特有の細やかな縫合を行い、なるべく傷あとが目立たないよう努めています。小さい範囲のものは、局所麻酔の日帰り手術で行っています。また、皮膚がんの治療については、皮膚科と協力して診断・治療をすすめていきます。手術にあたっては、腫瘍の確実な切除を第一に考え、その上で傷あとが最大限目立ちにくいよう配慮しております。

こどもの形成外科
生まれつき手の指や足の指が多かったり、くっついたりしている、多指(趾)症・合指(趾)の治療を行います。成長と共に、手指や足趾の変形が目立つ場合は、骨切りや骨延長術などの手術を行います。また、副耳や折れ耳・埋没耳など、生まれつきの耳の変形に対する治療を行います。まぶたが十分に持ち上がらない先天性眼瞼下垂症や眼瞼内反症(逆まつげ)などの目の治療を行います。その他、体表面の変形に対して様々な治療を行っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。生まれつきの「黒あざ」に対する切除手術や皮膚移植術は行っていますが、「青あざ」や「赤あざ」の治療について、当科ではレーザー機器を導入していないため、当院皮膚科や近隣の形成外科を紹介させていただく場合があります。

下肢静脈瘤
足の血管がこぶのように膨らみ、足がむくむ、だるい、疲れやすいなどの症状がでます。足の筋肉がつる、いわゆる「こむら返り」も起こりやすくなります。症状が重くなると、皮膚の色がかわり、皮膚潰瘍を形成する場合もあります。下肢静脈瘤は良性の病気ですので急に悪化することはなく、命の危険もありません。当院では、静脈エコーで評価した後、それぞれの患者さんに最適な治療を行っています。

眼瞼下垂症
眼瞼下垂症になると、まぶたが開きにくく、視野が妨げられ、眠たそうな印象になります。また、二重の幅が広くなる、眉毛をあげて物を見る、額にしわがよるといった容貌の変化が生じます。まぶたが下垂すると、まぶたを持ち上げる筋肉がより強く緊張するため、額や頭の筋肉、首から肩にかけての筋肉が連動して緊張し、頭痛や肩こりがおこると場合があります。当院では、まぶたを開きやすくするだけでなく、整容面や眼瞼形態の左右差にも配慮して手術を行っています。他に、逆まつげ、眼瞼内反症、眼瞼外反症など眼瞼変性疾患に対しても手術を行っています。

乳がん術後の乳房再建手術
乳がん手術によって損なわれた乳房の形を元に戻すために行う形成手術です。当院では乳腺外科と協力して治療をすすめていきます。「乳房再建手術」には大きく分けて、患者さん自身のからだの組織を移植する方法と、人工物を挿入する方法があります。自分のからだの組織を使って再建する方法では、お腹や背中の筋肉と脂肪組織を乳房に移植する方法が一般的です。また、乳房再建に使用する人工物として、2013年7月からラウンド型シリコンインプラント(人工乳房)の保険適応が開始されました。2014年1月からより自然な形状をもつアナトミカル型シリコンインプラント(人工乳房)の保険適応も開始されています。今回の制度化に伴い、人工乳房を使用した手術件数が全国的に増加しています。

 

その他
その他の形成外科で扱う疾患については日本形成外科学会ホームページにも詳しく説明されておりますので、どうかご参照ください。

  『日本形成外科学会ホームページ』
 http://www.jsprs.or.jp/

形成外科治療の大部分は健康保険の範囲内で受けていただくことが可能です。

なお、当院では健康保険の適応外となる美容外科手術は行っておりません。

 

 

 

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