各診療科・各部門紹介

形成外科

実績一覧

年間の麻酔別手術手技数(2020年)
  入院 外来

全身麻酔での手技数 214   214
腰麻・伝達麻酔での手技数 32   32
局所麻酔・その他での手技数 37 196 233

 

※中央手術部での実施分
※他診療科との合同手術を含む

診療内容

顔面外傷(顔面骨骨折を含む)

 形成外科は創傷治療を専門としています。ケガの初期治療から傷あとのケアまで一貫して行います。ケガをしたときに、傷をできるだけ早く、きれいに治します。傷あとが残りそうな場合は、テーピングを行い、傷あとが目立たないようケアします。皮膚表面の傷だけではなく、顔の骨の骨折についても治療します。

その他の外傷

 顔面だけでなく、手足や体の切り傷や擦り傷について治療します。また、皮膚や軟部組織の欠損を伴うような重度損傷、手指の切断、神経や腱断裂の手術を行っています。

熱傷(ヤケド)

 熱傷は日常生活において最も多い外傷の一つです。できるだけ早く・キレイに治るように、処置方法について指導します。しかし、ヤケドの大きさや損傷の深さによっては、皮膚移植手術が必要となる場合があります。また、治った傷あとからひきつれを生じることがあるので、傷あとのケアも重要です。

傷あと、ケロイド

 ケガをした後の傷あとについては、テープや特殊な絆創膏で傷あとのケアを行います。約3ヵ月~6ヵ月の間ケアを行いますが、残念ながら傷あとが目立ってしまう場合は、瘢痕修正手術を行います。Z形成術やW形成術など特殊な縫合法を用いて、できる限り傷跡を目立たなくします。

皮膚、皮下腫瘍

 皮膚にできる母斑(ホクロ)や粉瘤・脂肪腫といった良性皮膚腫瘍の治療を行います。形成外科特有の細やかな縫合を行い、なるべく傷あとが目立たないよう努めています。小さい範囲のものは、局所麻酔の日帰り手術で行っています。また、皮膚がんの治療については、皮膚科と協力して診断・治療をすすめていきます。手術にあたっては、腫瘍の確実な切除を第一に考え、その上で傷あとが最大限目立ちにくいよう配慮しています。

こどもの形成外科

 生まれつき手の指や足の指が多かったり、くっついたりしている、多指(趾)症・合指(趾)の治療を行います。成長と共に、手指や足趾の変形が目立つ場合は、骨切りや骨延長術などの手術を行います。また、副耳や折れ耳・埋没耳など、生まれつきの耳の変形に対する治療を行います。まぶたが十分に持ち上がらない先天性眼瞼下垂症や眼瞼内反症(逆まつげ)などの目の治療を行います。生まれつきの「黒あざ」に対する切除手術や皮膚移植術を行っています。また、太田母斑や異所性蒙古斑などの「青あざ」については、最新型ルビーレーザーを用いた治療を行います。その他、体表面の変形に対して様々な治療を行っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

  
最新型ルビーレーザーの照射例

下肢静脈瘤

 足の血管がこぶのように膨らみ、足がむくむ、だるい、疲れやすいなどの症状がでます。足の筋肉がつる、いわゆる「こむら返り」も起こりやすくなります。症状が重くなると、皮膚の色がかわり、皮膚潰瘍を形成する場合もあります。下肢静脈瘤は良性の病気ですので急に悪化することはなく、命の危険もありません。当院では、静脈エコーで評価した後、それぞれの患者さんに最適な治療を行っています。

リンパ浮腫

 がんの治療後に手足のむくみが生じて、リンパ浮腫と診断される患者さんがいます。リンパ浮腫に関しては、現在のところ確立された治療や予防法はなく、患肢挙上・安静・弾性ストッキングなどを用いた圧迫といった保存療法が行われてきました。しかし、このような従来の治療法では改善しないリンパ浮腫に対して、リンパ管-静脈吻合術を実施してむくみの軽減を図っています。

眼瞼下垂症

 眼瞼下垂症になると、まぶたが開きにくく、視野が妨げられ、眠たそうな印象になります。また、二重の幅が広くなる、眉毛をあげて物を見る、額にしわがよるといった容貌の変化が生じます。まぶたが下垂すると、まぶたを持ち上げる筋肉がより強く緊張するため、額や頭の筋肉、首から肩にかけての筋肉が連動して緊張し、頭痛や肩こりがおこると場合があります。当院では、まぶたを開きやすくするだけでなく、整容面や眼瞼形態の左右差にも配慮して手術を行っています。他に、逆まつげ、眼瞼内反症、眼瞼外反症など眼瞼変性疾患に対しても手術を行っています。

乳房再建手術

 乳がん手術によって損なわれた乳房の形を元に戻すために行う形成手術です。2019年に乳房再建で使用していた乳房インプラントが販売停止となったため、人工物による乳房再建をいったん中止していた経緯がありますが、2021年より新しく認可された乳房インプラントを用いての乳房再建手術を再開しています。

その他

 その他、顔面神経麻痺に対する形成手術、慢性腎不全例で血液透析のための内シャント造設術などを行っています。形成外科で扱う疾患については日本形成外科学会ホームページにも詳しく説明されておりますので、どうぞご参照ください。

『日本形成外科学会ホームページ』
 http://www.jsprs.or.jp/

形成外科治療の大部分は健康保険の範囲内で受けていただくことが可能です。
なお、当院では健康保険の適応外となる美容外科手術は行っておりません。

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