CT部門
CTとは、X線を用いて断層像を撮影する検査です。造影剤を用いない単純CTと造影剤を用いた造影CTに大別されます。
CT検査の実際
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検査台に寝ていただき、検査中は体を動かさないようにしていただきます。
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検査時間は5~10分程度です。撮影の際、撮影部位によっては、息を止めていただくようお願いする場合があります。
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造影剤を使用する場合、腕の静脈から注射し撮影します。造影剤は比較的副作用が少ない医薬品ですが、まれに副作用が生じる場合があります。
次のような方は注意が必要です。
- 以前に造影剤を使用した検査で異常があった方
- 喘息にかかった方(かかっている方)
- 食べ物や薬にアレルギーのある方、アレルギー体質の方
- 心臓や腎臓、甲状腺の病気、糖尿病、高血圧の治療を受けている方
- 妊娠している又は妊娠している可能性がある方
- 授乳中の方(⇒造影剤投与後24時間は授乳を控えて下さい)
- 心臓ペースメーカーを植込みされている方
※ 当院では造影検査の前に1.同意書による同意の有無、2.問診表によるリスクのレベル、3.血液データ上の腎機能の数値による造影検査の可否を確認します。 患者さんの安全のため、これらの条件を満たさなければ造影検査は行っておりません。
検査を受ける時の注意点
- 検査をする部位によっては、ボタンや金具のついた服を着ていると正確な画像が撮れません。検査着に着替えてもらうことがあります。
- 貴金属や装飾品は外し、金具のない下着を着用してきてください。
- 検査当日の食事は普通におとりください。検査の部位、種類によっては絶飲食していただく場合もあります。
- 糖尿病薬を服用されている方には、造影検査を行う際、お薬の種類をお聞きしておりますので、お薬手帳をご持参ください。
次のような方は必ず検査を受ける前にお知らせください。
- 妊娠中または妊娠の可能性のある場合
- 一週間以内に胃、腸などのバリウム検査を受けられた場合
子供の患者さんの検査について
CT検査では体が動いてしまうと正確な診断ができる画像が得られません。特に小さな子供の患者さんは動かないように眠ってから検査を行います。必要に応じて眠剤を服用してもらいます。
機器紹介
当院では160列MDCT 1台、80列MDCT 2台の3台体制で検査を運用しています。そのうち1台(80列MDCT)は救急外来に設置されており、救急外来におけるCT検査や感染症対策下の検査などを主に実施しています。
機種
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東芝メディカルシステムズ社製(現キャノン)
Aquilion PREMIUM Edition 1台 -
キャノンメディカルシステムズ社製
Aquilion Prime SP i-edition 2台

Aquilion Prime SP i-edition

検査件数紹介
年間患者数 | 平均患者数 | 年間検査件数 | 月平均件数 | |
2020(令和2)年度 |
26,932人 (2台) |
2,244人 (2台) |
33,354件 (2台) |
2,780件 (2台) |
2021(令和3)年度 |
27,834人 (3台) |
2,320人 (3台) |
34,491件 (3台) |
2,874 (3台) |