各診療科・各部門紹介

放射線技術部

MRI検査部門

検査の概要と目的

MRI装置は中心に穴のあいた大きな磁石と考えてください。この大きな穴の中に体を入れて、それからFMラジオに用いられる電波を体に当てて、体の中の様子を画像化(写真)する検査です。体のタテ方向、ヨコ方向、ナナメ方向などの任意の切り口の断面の鮮明な断層写真が得られ、診断に大変役立つ検査です。また、放射線を使っていないので被ばくする心配はありません。しかし、磁力の向きを変化させていく為に工事現場のような大きな音が発生します。部位によって検査時間は異なりますが、概ね30分程度です。

機器紹介

当院では、3T(テスラ)の装置2台で運用しています。2台ともSiemens社製で1台は2021年3月に更新・稼動した新しい装置です。どちらも全身の検査部位に対応しています。また、装置のガントリー径(撮影する筒の中)が70cmとCT並みの広さであり、奥行も短いため閉塞感が軽減されています。

▲MAGNETOM Skyra 3T (Siemens)2011年更新・稼働

 
▲MAGNETOM Vida 3T
 (Siemens)2021年更新・稼働

検査を受ける時の注意点

金属は検査の妨げになりますので、以下のものは取り外してください。

  • 貴金属(時計、指輪、ネックレス、イヤリング、ヘアピンなど)
  • 眼鏡、補聴器、入れ歯、エレキバン、カイロ、ニコチンパッチなど
  • 金属のついている下着(ブラジャー、スリップなど)
  • 金属を含む化粧品(マスカラ、制汗剤等)
  • 一部のコンタクトレンズ
    (保存ケースや眼鏡等をご用意ください)

次のような方は検査ができない場合がありますので、必ず事前にお知らせください。

  • 心臓ペースメーカーなどの電気電子機器を体内に入れている方
  • 外傷や手術で人工関節や脳動脈クリップ、金属ステントなどの金属が体内にある方
  • 妊娠中もしくは妊娠している可能性のある方、授乳中の方
  • 閉所恐怖症など狭い場所が苦手な方
  • 入れ墨のある方
    ※3T装置では体内金属や入れ墨などの金属制限が厳しいため、検査にあたっては今まで以上に確認をお願いします。

検査内容

頭部MRI検査

仰向けで寝ていただき、検査内容にもよりますが概ね15分~30分の検査です。 頭をセンサーの中に入れて寝転んでいただきます。頭を動かさないようにお願いします。狭いところが苦手な方は申し出て下さい。

脊椎MRI検査

  

仰向けで寝ていただき、概ね30分程で終了します。体を動かさないようにして下さい。

上腹部MRI検査

   

    

仰向けで寝ていただき、息を止める検査と息を止めない検査があります。また、検査室に入る前に、お薬(造影剤)を飲んでもらう場合や、造影剤投与のための注射をする場合があります。息止めはその都度声をかけます。検査時間は15分~45分です。

下腹部MRI検査

    

腸の動きによって画像がボケる場合がありますので、検査室に入る前に、腸の動きを弱めるお薬を注射後、検査室に入り仰向けで寝ていただきます。検査は15分~30分で終了します。妊娠中、またはその可能性のある方、授乳中の方は申し出て下さい。

両側乳房検査

    

うつ伏せで寝ていただき概ね45分で終了します。両側同時検査をおこなっており早期発見治療に貢献できます。

心臓検査

   

  

仰向けで寝ていただき検査内容によりますが概ね30~60分程度で終了します。心筋検査や冠動脈検査の他に、心筋の線維化などを可視化する定量検査なども可能になりました。また、以前は撮影の際にたくさん息を止めて頂く必要がありましたが、息止めに不安がある方でもキレイな画像を得ることが可能となりました。

その他特殊検査

    

  

頭部検査は3Tの高磁場を活かして様々な検査が可能になりました。

MRS(スペクトロスコピー)、DTI(拡散テンソル画像)、ASL(非造影のパーフュージョン)、造影剤を使用せずに四肢や上腹部の血管撮影も可能です。また、身長が205㎝までの患者さんであれば全身の検査が可能です。

その他MRI検査

  

お薬(造影剤)を使う場合や、心電図のシールを貼らしていただく場合など様々な検査がありますので、その都度、検査担当の放射線技師が説明します。

検査件数
  全検査数(件) 造影なし(件) 造影あり(件)
2018年度
(平成30年度)
10,738 7,826 2,912
2019年度
(令和元年度)
10,903 7,887 3,016
2020年度
(令和2年度)
10,536 8,502 2,034
 
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