各診療科・各部門紹介

リハビリテーション科

診療内容
理学療法部門
対象 rigaku12身体に障害のある方(具体的な疾患等を以下に示します)
整形外科
大腿骨頸部骨折・その他の骨折、人工股関節・人工膝関節術後、脊椎手術後、脊髄症、関節リウマチ、
変形性関節症など
神経内科
脳梗塞、パーキンソン病、運動ニューロン疾患、筋疾患など
脳神経外科
脳内出血、クモ膜下出血、脳腫瘍、動脈瘤術後、頭部外傷、頸髄損傷など
呼吸器内科
慢性閉塞性肺疾患、肺結核後遺症、肺手術前後など
循環器内科
急性心筋梗塞、心不全
各科共通
手術や病気による安静のために起こる廃用性障害など
目的 身体障害の予防と改善、日常生活動作能力の改善
特色

rigaku3地域の救急中核病院の一部門として、できるだけ早く理学療法を開始し、入院患者さんの早期離床・早期回復を促し、早く退院できるように努力しています。また、クリニカルパスの利用、病棟での回診やカンファレンスへの参加を通し、チームとして患者さんをサポートできるように心がけています。
患者さんの早期回復という観点から2014年2月より一部の入院患者さんに限り、隔週にて土曜日リハビリを行っていましたが、2015年4月より土曜日リハビリを毎週実施しております。
また、2014年度よりがん患者さんに対するがんリハビリステーションを開始しています。
また、学会発表をはじめとした学術面での取り組みや回復期病院との症例報告会を通して、セラピスト同士の地域連携の促進を図っています。

当科を中心として神戸市の地域中核病院3施設で共通の評価項目を設定し、データ収集を行う試みを2013年6月から開始しました。その後、回復期病院4施設と協同し、新たな地域連携システムを構築しました。
このプロジェクトは、神戸市内の複数の施設のセラピストが協力してリハビリテーションのエビデンスの発信と今までにない新しい地域連携のモデルケースを作ろうという試みです。
「縦」と「横」の連携を意識した共同研究モデル
我々が行っている多施設共同研究モデルは、「縦」と「横」の連携を意識して構成されています。
①Kobe Rehabilitation Study(KRS)の設立→多施設共同研究
「横」の連携は「急性期病院との連携」と言い換えることができ、主に急性期リハビリテーションのエビデンスを発信しようとするチームです。急性期総合病院の特色を生かした複数の疾患の調査を実施予定です。
現在、セラピストが中心となった多施設共同研究は多くの事情を理由にほとんど存在しません。臨床のセラピストによって構築されたデータベースに参加し、共に運営することは非常に貴重であると考えます。

②West Kobe Community Cooperation(WKCC)の設立→地域連携
「縦」の連携は「回復期病院との連携」を示しており、一人の患者さんの経過を追跡する縦断的調査を目的としています。
近年の地域連携を重要視した医療システムでは、急性期病院と回復期病院の連携の充実は各施設における経営計画の最重要項目の一つとなっています。我々はセラピストによる臨床的な連携と同時に、学術的側面からの地域連携発展にも取り組んでいます。
また、病院間での同一症例における症例報告の実践や共通の評価項目の設定により、患者さんの経時的な改善を共有し、病院間の理解を深めています。
2015年度より在宅や訪問リハビリを中心とした生活期との連携も開始しています。

③オープンカンファレンスの開催
2014年度よりリハビリテーション技術部主催のオープンカンファレンスを開始しております。第1回のテーマは“理学療法士が実践する地域連携 ”- 連携強化のための新たな取り組み-でした。参加者は急性期、回復期、生活期で活躍されている理学療法士や医療従事者で約140名にものぼりました。今後も新たなテーマで開催していく予定であります。

実績

学会発表(KRS)
第49回全国理学療法学術大会 in横浜(2014)
①MNA-SFを用いた大腿骨近位部骨折患者の受傷前栄養状態の評価とADLとの関連 -神戸市地域中核病院における多施設共同研究-
発表者:山田真寿実(神戸市立医療センター中央市民病院)
②大腿骨近位部骨折患者のサルコペニアの罹患割合と理学療法経過に関する検討 -神戸市急性期総合病院の理学療法士による多施設共同研究の試み-
発表者:中馬優樹(済生会兵庫県病院)
第30回日本静脈経腸栄養学会 in神戸(2015)
③大腿骨近位部骨折患者の受傷前栄養状態と術後食事摂取量,退院時ADLとの関連
発表者:井上達朗(西神戸医療センター)
④大腿骨近位部骨折患者のサルコペニア罹患割合と栄養状態の調査 -理学療法士による多施設共同データベースの構築-
発表者:田中利明(西神戸医療センター) (発表予定)
第50回全国理学療法学術大会 in東京(2015)
⑤大腿骨近位部骨折患者の術前栄養状態と摂取カロリー,術後ADLの関連 -神戸市内急性期病院による多施設共同研究-
発表者:井上達朗(西神戸医療センター) *セレクション演題
⑥大腿骨近位部骨折患者の術後食事摂取量に関与する因子の検討 -神戸市地域中核病院における多施設共同研究-
発表者:田中利明(西神戸医療センター)

学会発表(WKCC)
第54回近畿理学療法学術大会(2014)
①神戸西地域における地域連携の再考-West Kobe Community Cooperationの発足-
発表者:筧哲也(西神戸医療センター)
(発表予定)第50回全国理学療法学術大会 in東京(2015)
②リハビリテーションアウトカムに焦点を当てた神戸西地域における地域連携の改革
-West Kobe Community Cooperation(WKCC)の発足と経過-
発表者:井上達朗(西神戸医療センター)

 

作業療法部門
対象

image002脳梗塞・脳出血などの脳血管疾患や、それらを起因とする高次脳機能障害を伴っている方。
手の骨折や腱や筋の損傷などにより運動機能に障害を抱えている方。

具体的な疾患を以下に示します。

<整形外科>
橈骨遠位端骨折、手指・手根骨骨折、マレット指の術後、ばね指の術後、手の筋・神経損傷の術後、脊髄症、関節リウマチ など
(その他診療科の対象となる疾患等は理学療法部門と類似する)
 

目的

身体機能の改善・維持、日常生活動作の(再)獲得、高次脳機能障害の改善を目指します。

内容

障害を持つと普段何気なく行っている日常生活動作(起き上がる、摂食、トイレ動作、更衣、入浴)といった動作が困難となってしまいます。
作業療法では身体機能・精神機能面を評価し、生活に必要とされる機能の向上を目指します。
在宅生活で身辺動作を行うためには細かな指先の動きから粗大な動作、情報処理を行いながら計画的に行動を遂行するといった高次な脳機能の能力が必要となってきます。
当科では援助や指導、道具の改良やアドバイスも含め、障害を持ちながらでもよりよい生活を送って頂けるよう日常生活動作改善の一助に努めています。


riha1

治療件数
神経内科 784
整形外科 905
脳神経外科 591
内科 256件
精神・神経科 26件
外科 130件
その他 76件
2768

  

 


言語聴覚療法部門
対象

言語や聴覚、コミュニケーション上の問題を抱えている方、摂食・嚥下障害(飲み込みの障害)のある方

2014年度言語聴覚療法新患件数及びその疾患の内訳(228件)

gengo
2014.4~2015.3

 

rehabilitation02認知症評価のための機能評価
脳外科手術前後の方や認知症が疑われる方に知能検査や記憶の検査を実施しています。
音声障害
声帯結節、声帯ポリープ、声帯麻痺、声変わりの障害、痙攣性発声障害、喉頭摘出術後などで、声がかすれたり出にくくなります。
運動障害性構音障害
顔面や舌の筋肉の麻痺などにより発音が不明瞭になります。
失語症

脳血管障害や頭部外傷などの後遺症により、ことばが出てこなかったり、言い間違えたりします。また、ことばや文字の理解ができなかったり、読み書きなどが困難になったりもします。
言語発達遅滞
ことばだけでなく運動・理解力・人とのやりとりなどの発達に何らかの問題を抱えている場合、ことばの獲得にも影響が出ます。
嚥下障害
脳血管障害の後遺症、舌や咽頭の癌などにより、食べ物や飲み物などをうまく飲みこめなかったり、むせてしまったりすることがあります。
小児の構音障害
口蓋裂や鼻咽腔閉鎖機能不全などの器質的異常により発音が上手にできないことがあります。また、器質的な問題がなくても、「カ行」が上手く言えないなど発音の問題が生じることがあります。
吃音
ことばのリズムの障害で、最初の音をくり返す「連発型」、ことばを引き伸ばす「引き伸ばし型」、つまって次のことばが出てこない「難発型」があります。
難聴
生まれつき、または後天的に耳が聞こえなくなると、ことばの発達や発音に問題が生じます。

内容 関係各科と協力して検査や評価を行った上で、治療・指導を行っています。さらに、QOL(生活の質)の向上や、社会参加が可能となるように、地域との連携を取りながら支援を行っています。
特色 小児では、上記の障害全てに対応しています。なお、乳幼児聴力検査機器を有しており、乳幼児の聴力障害の評価が行えます。成人では、音声障害に対する訓練を積極的に行っています。また、摂食・嚥下障害・失語症・運動障害性構音障害は、当院入院中の方を対象に各病棟と協力してアプローチを行っています。
実績 2013年度言語聴覚療法実績
延べ患者数:3,088人
 

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