各診療科・各部門紹介

消化器内科

診療内容

前述いたしました通り、「あらゆる消化器疾患に対応する」をスタッフ全員の目標にしており、消化管疾患においては早期癌の発見を最重要と考え、内視鏡検査と処置、手術を充実させるためにオリンパス社製の最新のスコープと光源を導入しています。全ての光源に特殊光(NBI)が装備され常時使用できる体制になっています。診断のレベルを維持するために2週に1回の内視鏡カンファレンスで、全員参加のもと症例検討を行っています。検査件数は上部消化管では年間4000件〜5000件で推移しており、早期胃癌に対するESD(粘膜切開剥離術)は50件〜60件施行し、昨年も重篤な合併症なく行うことができました。上部消化管内視鏡検査は地域の皆様方から直接の検査予約をお受けしておりますので今後も是非ご利用ください。
下部消化管においても4000件〜5000件の検査件数があり、ESDは他施設に先駆けて2010年から導入を承認されまして、現在は30件〜40件施行するようになりました。通常のポリープ切除(EMR)は300件を超えています。また昨年からcold polypectomyも導入し、小ポリープは検査時に切除できるようにいたしました。
このように上下部消化管検査においては早期癌の診断と治療に今後も重点を置き、診療を充実させていきたいと考えております。進行癌(食道、胃、大腸)については外科と毎週のカンファレンスを通して適切に連携を取り手術の適応を総合的に判断しています。癌化学療法も最新の知見に基づいて実施し国指定の癌拠点病院としての役割を十分に果たしてゆきます。
近年増加傾向にある潰瘍性大腸炎やクローン病等のIBD、過敏性腸症候群(IBS)についても外来での良好なコントロールを心がけて診療にあたり重症例は速やかに入院、加療ができる体制になっています。
尚、今年度中に小腸内視鏡を導入の予定ですので今後小腸の精査も増やしていくようにいたします。

【肝疾患】

近年の抗ウイルス治療の進歩によりB型肝炎、C型肝炎患者が減少し肝細胞癌(HCC)の患者も減少傾向にありますが、ここ数年も100件〜120件のTACE(肝動脈塞栓術)と40件〜50件のRFA(ラジオ波焼灼術)を行っており、切除が可能な症例は外科へ紹介しHCCに対して充実した治療を行っています。B型肝炎は核酸アナログ製剤を中心にガイドラインに沿った治療を行い、最近問題になっています再活性化による肝炎に対しては院内各部署と連携し予防に重点を置いています。C型肝炎に対しては一昨年承認されたインターフェロンフリーのDAA製剤による治療を既に200例以上施行しました。また、増加しつつあるNASH、NAFLD等の脂肪性肝疾患を疑う場合には積極的に肝生検を行い、個々の症例に応じた治療を選択しています。

【胆膵疾患】

当科の特徴として胆石、総胆管結石症例が非常に多く、緊急の胆道系の処置が毎年多数あることがあげられます。ERCPは総件数が300件〜400件行っており、EST(乳頭切開)も100件〜150件に昇ります。これにより結石除去を始め、近年増加している膵癌等の悪性腫瘍の診断のための生検組織診、細胞診等も正確に行えるようになっています。さらに、一昨年からは最新のコンベックス型EUS(超音波内視鏡)を導入しFNA(EUS下の組織採取)も行えるようになりましたので、さらなる診断の充実を図ってまいります。
腹部超音波検査は臨床検査技師とともに年間8000〜9000件行っております。

【救急対応】

当科の特徴として入院患者の1/3以上を救急入院患者が占めることがあります。当院は24時間の救急指定病院であり、当科も夜間休日のオンコール体制で対応しています。これにより吐血、下血に対する緊急内視鏡、閉塞性胆管炎に対する緊急のERCPもいつでも行えるようになっています。また、肝細胞癌の破裂や内視鏡止血困難な憩室出血等は放射線科と協力しIVRにての止血を行えるようにしています。緊急の対応が必要な患者についてもいつで対応しています。

【スタッフ募集】

消化器内科は前述しましたように症例豊富で内視鏡の検査件数、処置件数は県内でもトップクラスです。今年は内視鏡室が拡張されることもあり、さらなる件数の増加が予想されます。当科で研修することにより消化器内科医としてあらゆる手技が修得可能ですので、やる気のある人を広く募集します。現在研修医の方は研修終了後、当科専攻医に応募してください。(専攻医のカリキュラムは別に掲示)卒後3年目以降の方で消化器内科専門医、内視鏡専門医を目指す方は随時ご連絡ください。

http://nkmcg.blog.fc2.com/(ブログ)

(後期研修医カリキュラム(PDF:321KB)も参照してください)

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