1.安全高める患者さんの参加 対話が深める互いの理解
医師をはじめとする医療提供者に、ご自分の健康についての情報をできるだけ正確に提供してください。
2.根づかせよう説明と理解 みんなの努力と活かすシステム
医療提供者の説明に対しては、十分に納得できるまで質問してください。また、治療について納得し合意したことを守るのは、あなた自身のためであることもご理解ください。
3.規則と指示 守って 治そう 快適に
病院は多くの患者さんが共同生活を送る場です。他の多くの患者さんともども快適な環境で医療が受けられるよう、病院内での規則と病院職員の指示をお守りください。
医師による病状等の説明について
医師の長時間労働による健康被害が問題提起されております。働き方改革の一環として、病状等に関する医師からの説明は、平日の17時30分までとさせていただきます。ご理解、ご協力をお願いいたします。(平日夜間、土日祝は実施しておりません。)
※緊急時や医師、患者さん、ご家族の都合よりやむを得ない場合を除きます。
高齢の患者さんが入院されることに伴うご家族へのお願い
高齢の患者さんにとって、病院に入院するという環境の変化は、病気を受け入れることからはじまり、生活習慣の変化をも含め、心身両面において大きな苦痛を伴う出来事であり、ストレス反応が起こりやすい状況となります。中でも、「睡眠」が障害されることにより生じる「不眠」から、「せん妄(もう)」を引き起こす患者さんも多くおられます。
「せん妄(もう)」とは、昼間は問題なく過ごされていた患者さんが、夜間突然に独り言を言ったり、大声を出したりする。入院中なのに自宅にいるといったり、夜中に自分のいる場所がわからない、時間もわからない、しかし、翌朝になるとまったく覚えていない等と言ったことが起こる状態です。このような状況に陥らないように、以下のことをご理解いただき、また、ご協力をお願い致します。
1.高齢者の睡眠の特徴
一般的には
- 昼間起きていることが難しく、居眠りしやすい。
- 入眠しやすいが、熟睡できにくい。
- 夜中に目が覚めやすく、その後は朝まで夢うつつでいるため、不眠感が強く、それを不眠として訴える。
- 朝早く目覚めやすい。
入院に伴う睡眠障害には
- 病気により不眠になりやすい。
- 入院という環境の変化により、不眠になりやすい。
- 眠剤を中止することにより、不眠が増強しやすい。
2.患者さんが「不眠」にならないために、ご一緒にしていただきたいお願い
- 患者さんの気持ちが少しでも落ち着ける環境を作りましょう。
- 家庭と同じような雰囲気を演出しましょう。
- 日頃から慣れ親しんでいる物を病室に飾りましょう。(家族の写真、時計など)
- 環境に慣れるまで、ご家族に付き添っていただければ、 患者さんの安心につながります。
- 面会を多くお願いします。
- 特に病室に慣れるまでの数日間、検査日、手術前後は大切です。
- 同居しているお孫さん(幼児はご遠慮ください)の面会は効果的です。
~患者さんにとって快適な入院生活を送っていただけますようにご協力をお願い致します~