【4D超音波撮影ってなあに?】
当院では4D超音波撮影の予約枠を設けています。通常の妊婦健診で用いる超音波装置で特殊な画像処理を加えて撮影します。超音波の反射を利用するので,痛みやリスクも少なく繰り返し簡便に撮影ができます。4DのDはdimension(次元)を意味しており,通常の健診などで使われる白黒ものが2Dであり,縦軸と横軸を画像化したもので,体の構造を確認できます。3Dになると,奥行を加えて画像化され,立体的に観察できます。3D画像を動画表示したものが4Dです。胎児の様子を立体的にリアルタイムで観察することが可能であり,顔の表情や手足の動きなどお腹の中でどのように過ごしているかが観察できます。
【可能な時期】
妊娠22~25週が適していますが,それ以降でも条件により十分撮影可能で,複数回予約いただき,胎児の成長を楽しむこともできます。
【予約方法】
妊婦健診時に担当医師にお知らせ下さい。所要時間は約20分で,毎週火・水・金曜日の午後に行っています。妊婦健診と別の日に予約をとることもできます。
【撮影内容】
超音波撮影のお部屋で臨床検査技師が担当しています。リクライニングベッドを使用し,妊婦さんの足元にもモニターを設置し,無理のない姿勢で映像をご覧いただけます。
通常の妊婦健診では不安や緊張を抱えている妊婦さんも多いかと思います。画像を分かりやすく説明し,お腹の中での胎児の様子をリラックスした雰囲気で共有することを心がけています。最後にUSBに記録した約10分前後の動画をお渡ししていますので,ご家庭の皆様でご鑑賞いただけます。
【費用】
1回 3,300円(税込・USB代金含む)
*妊婦健康診査受診券の使用はできません。
【注意事項】
・4D超音波撮影は胎児の検診を目的とした検査ではありません。胎児の予想体重や異常を知るための超音波検査は,妊婦健診時と妊娠30週前後の超音波外来で行っています。
・胎児の向きや母体の腹壁の条件によっては,画像を作製しにくいことがあります。
・その他,4D超音波撮影に関するご質問は,担当医師にお尋ね下さい。
【実際の映像】
4D超音波撮影は,実際に胎児が動いている様子がわかりますので,とても愛着が湧く映像が見られます。胎児はお腹の中でも,指しゃぶりをしたり,手足を動かしながら元気に動いたり,あくびのような動きをしたりしています。30週近くなると,顔つきもはっきりしてきて,ふっくらしてきて,成長を見て楽しんでいただくことが可能です。条件が良ければ,胎児の表情や仕草,動きがよく見えるので,妊婦さんにとってはもちろんのこと,まだよく実感が湧かないお父さんやご家族にとっても大変おすすめです。
【4D超音波撮影をされた実際の声】
・リアルタイムに赤ちゃんが動いている様子を見て安心しました.
・いつもの白黒のエコー写真より分かりやすく,可愛くて幸せな気持ちになりました。
・いつもの2Dの写真だけでは反応の薄かったパパも動画を見ると,「すごいな!!」といつもより興味を持ってくれて,より実感が湧いた様子でした.
・両親は自分達の時代には無かったものだと,ただただ驚いていました.
・イメージ通りで,動画のままの赤ちゃんが生まれたと思いました.
などと実際のお声をいただいています。是非機会があればご予約下さい。