MENU

地方独立行政法人神戸市民病院機構 神戸市立西神戸医療センター Kobe City Nishi-Kobe Medical Center

病院ホームページ

よくある質問

当科へのよくある質問

西神戸医療センターでは平成6年の開院以来、安全・安心なお産の提供を目指してきました。
当院では総合病院である強みを生かした診療を心がけています。小児科や緊急手術の際に立ちあう麻酔科には、フルタイムでバックアップしてもらっているのは言うまでもありませんが、女性に多い甲状腺機能異常や糖尿病といった内科的合併症やパニック障害のような精神科的合併症には、内科や精神神経科専門医と共同して診療にあたっています。夜間や休日の分娩や診察も、外部からのアルバイト医師ではなく、必ず当院の産婦人科医師が担当しており、さらに緊急時には、自宅待機医師が応援に駆け付ける体制になっています。

センターではすべてのベビーの出産が可能ですか?

現在、小児科との相談により、妊娠30週・1500g以上のベビーを当院で診ています。もっと小さいベビーや、超音波検査などで出生後すぐに緊急手術が必要と判断された場合には、大きいNICU(新生児集中治療室)あるいは小児外科のある病院に搬送させていただくことがあります。毎週月曜日に、胎児発育遅延や多胎妊娠等のハイリスクベビーに関しては、小児科医や病棟助産師とミーティングを行い、情報を共有する機会を設け、対応を話し合っています。

初診時は紹介状がないと受診できませんか?

当院では、眼科、耳鼻いんこう科、内分泌糖尿内科のように外来患者さんの極めて多い診療科では、初診の際に、診療所や病院からの紹介状を持参して頂く事をお願いしておりますが、産婦人科では特に必要としておりませんので、お気軽に受診して下さい。

外来の待ち時間が長いと聞いていますが?

以前には、そのような傾向がありました。最近我が国では、一医療機関で全ての診療を完結させるのではなく、地域内の診療所と病院、あるいは病院と病院が協力して地域完結型の医療を行う方針になってきています。当院産婦人科でも、婦人科手術後の患者さんの経過観察や子宮がん検診の患者さんはお近くの診療所に逆紹介し、何か問題が起これば当院で対応させて頂く方針としています。つまり、外来患者さんの数を減らし、入院治療に力を入れるようにしています。妊婦さんは、初診時以降妊娠10週頃からは、再診妊婦外来で30分に3~4人(診察医により異なります)の予約とし、予約時間内に診療を受けて頂けるようにしています。

多胎妊娠への対応はいかがですか?

双胎(ふたご)は毎年20人ほどの方が出産されます。分娩方法に関しては、妊娠週数や胎児の位置関係を考慮して、経膣分娩か帝王切開かを妊婦さんやご家族と相談して決定しています。品胎(三つ子)以上はNICUのある病院に紹介させていただいています。

前回の出産が帝王切開ですが、今回は経膣分娩を希望しているのですが?

以前は、他院で帝王切開された妊婦さんもご希望により経膣分娩を試みていましたが、日本産婦人科学会ガイドラインに則って、前回の帝王切開を当院で受けておられる妊婦さんに限って、ご家族を交えて、リスクをご理解していただいたうえで、経膣分娩を試みるようにしています。

骨盤位への対応はいかがですか?

初産婦か経産婦か、あるいはベビーの大きさ、母体の骨盤の大きさや形を考慮して、分娩方法を決定しています。

高齢妊婦ですが、大丈夫でしょうか?

当院では、40歳以上の妊婦さんが毎月5人は出産されています。近年では、結婚年齢が高くなったこと、また、ART(生殖補助医療)が普及してきたことから、高齢妊婦さんが増えています。高齢妊婦では、妊娠高血圧症などの合併症のおこる可能性が高いため、より慎重な妊娠管理を心がけています。

里帰り分娩を取り扱っていますか?

もちろん受け入れています。最近は海外から里帰りされる方も目立ちます。神戸市内の方でも、ご自宅から通いやすい産婦人科診療所で健診を受けて、34週頃から当院へ里帰りされる方もいらっしゃいます。

外国人ですが、出産は可能ですか?

中国や韓国といったアジアだけではなく、ヨーロッパやアフリカ国籍の方も出産されています。日本での出産に安心してのぞんでいただけるよう、言語の面でも、宗教的なしきたりの面でもできるだけ協力させていただきます。

夫立ち会い分娩はどうでしょう?

開院以来、夫立ち会い分娩を実施しておりましたが、3~4年前より急激に増加しています。最近では、平日の昼間は6割くらい、夜間や休日はほとんどのご主人が立ち会っておられます。可能であれば、両親学級(安産教室)の受講をお勧めします。

母児同室はできますか?

お母さんとベビーの経過に問題がなければ、出産当日からでも可能です。疲労のためにお休みになりたい場合は、ベビーを新生児室でお預かりします。

ベビーが生まれたあとで、母体に何か問題が起こった時の体制はいかがですか?

お産は常に危険と隣り合わせです。スムーズに出産された直後に大出血をすることもあります。当院では、経験豊富な産科スタッフが、ICU(集中治療室)、24時間体制の手術室や輸血部、子宮への血流を減らす特別な処置をしてくれる放射線科医と共に協力して治療にあたっています。近隣の施設で出産された方が急変された場合に、神戸西地区の中核病院である当院に救急搬送されてきて治療することもあります。平成26年度も、40人を越える搬送を受け入れました。

臍帯血バンクに協力できますか?

当院では10年以上前から、兵庫県臍帯血バンクに協力しています。お母さんから頂いた貴重な臍帯血は、白血病や再生不良性貧血といった血液難病などの治療に用いられています。ご希望の方はスタッフにお知らせください。

TOP