新人看護師が入職して、そろそろ3ヶ月が経過しようとしています。
学生から社会人となり、慣れない環境の中、知識や技術の習得に励んでいます。
夜勤も2~3回程度経験した人が多いのではないでしょうか。
6月某日の夕方、ある病棟を訪問しました。
新人の同期3人がそろって、採血の練習をしていました。
1人の新人が「採血の自信がない」と言っていたため、先輩と練習することになったそうです。
私も飛び入りで参加し、練習にと腕を差し出しました。
結果、3人とも、手順もばっちりで、とても上手にできていました。
「自信がついた」と語っていました。
これからも、緊張感を忘れずスキルアップを目指してほしいです。
◆3人の新人看護師へインタビューをしました
Q:入職して3ヶ月経ちましたが、どうですか?
―― 正直、しんどいなって思ったり、頑張ろうと思ったり波がありました。
―― できることも増えたけど、わからないことも増えて、しんどいこともあります。
―― 同期3人は仲が良く、互いに支え合っています。月に1回ご飯を食べに行っています。
と、笑顔で答えてくれました。
3人にはそれぞれ、プリセプターというお姉さんの役割をしてくれる先輩がついています。
一番聞きやすく、優しい頼りになる先輩のようです。
Q:うれしかったことはありますか?
――「このスキルはOK!次からはひとりでいいよ」と自立できた時です。
――「記録がよく書けているね」と言われ、先輩から褒められるとうれしいです。
◆プリセプターの先輩看護師にもインタビューしました
Q:新人看護師とどのように関わっていますか?
―― その日に経験したことを自分で振り返っています。
「今日は、こんなことができるようになりました」とうれしそうに報告に来てくれるので、
こちらもうれしくなります。
就職してすぐは眉間にしわが寄って、緊張しているようでした。わからないことや不安とか
少しでも聞きやすいように、声をかけています。でも、つい自分が話しすぎてしまうんです
よね。私おしゃべり好きだから・・・最近は表情も柔らかくなったように思います。
と、話してくれました。
◆主任さんにもインタビューしました
Q:主任さんからみた新人看護師の成長は?
―― みんな頑張っていますよ。
学生時代は実習も少なく、初めは学生気分が残っていましたが、日々患者さんと関わる中で、
患者さんにとってどうなのかと患者さん目線で考えられるようになり、成長を感じています。
カンファレンスでも担当患者さんのことを伝えられています。新人看護師との関わりで注意して
いることは、何かをレクチャーする時、一つは自分で考えられるようにして、関わっています。
元気に、毎日来てくれることがうれしいです。
部署ではこのように、新人看護師を支援し、共に成長できるように日々の関わりを大切にしています。
新人看護師は、毎日新しいことを経験し、その経験を重ねて成長していくと思います。
緊張も続く毎日ですが、プライベートはできるだけリラックスしてほしいと思っています。
私も見守っていますよ!