ホンネ座談会メンバー





Theme01:入職して一年 今の心境は?
学病棟希望だったにも関わらず手術部に配属されたので、はじめは少し戸惑いました。でも、同期が8名と多かったので励まし合いながら働けることで心強く感じています。いまとなっては、幅広い経験ができる手術部で良かったと思うし、とてもやり甲斐があります。
消化器系の診療科はとても忙しいので、慣れるまでは体力的にきついこともありました。ただ、職場のムードとしては、のびのびと自分で決めて動ける感じがして、私にとっては居心地の良い環境です。
配属されてからあっという間に10ヶ月が過ぎました。「もうすぐ2年生になって後輩が入ってくるなんて、大丈夫かなぁ」と不安になることもありますが、仕事はとても楽しいです。みなが協力しあって働けているし、先輩に何か注意されるときも“愛”があるなと感じています。理不尽な怒られ方をしたことは一度もないので、指導していただいたことが、すんなり入ってくる気がしています。
もともと助産師志望だった私にとって、周産期センターは希望にぴったりの配属です。いまは、やろうと思えば一人でも赤ちゃんを取り上げられるところまでスキルアップしましたし、できることが増えるに連れて働くことの楽しさも増えてきました。その半面、任せていただけることが増えてきた分だけ、「ミスをしないように」という緊張や不安を感じることも。そんな気持ちを吹き飛ばすくらいの知識やスキルを身に付けていきたいです。
9階東病棟は担当する診療科が多いので、見たこともない疾患に携わることが珍しくありません。教科書には載っていないことが次々と起こり、自分の経験不足を痛感する毎日でした。それでも、「4月に比べると、できることが増えたね」と先輩に言っていただいて、その言葉を励みに頑張っています。
Theme02:スキルアップを感じたのは、どんな瞬間?
夏頃までは、先輩から注意を受けることが多かったのですが、最近になって「動けるようになって、ビックリしたよ」と褒めていただきました。毎日、目の前のことをやるだけで精一杯で、自分の成長ぶりを振り返る機会はなかったのですが、一緒に働いている先輩の皆さんに認めてもらえると嬉しいですね。少しずつですが、他の人のお手伝いをする余裕が出てきたので、もっと上手に計画を立てられるように頑張りたいと思っています。
手術中に患者さんの介助を行う外回りを担当しているのですが、最初は麻酔科の先生がいてくださる全身麻酔から携わらせていただき、次に局所麻酔、さらに脊椎麻酔も担当できるようにとステップアップしていきました。患者さんの意識レベルの違いを頭に入れて、声かけなど関わり方や注意すべきポイントを変えられるようになりました。私以外の同期は器械出しからスタートしたので、「みんなより先に麻酔をマスターできたぞ!」と思っています(笑)。先輩ナースが優しく指導してくださいますし、詳しい手順書が準備されているなど教育制度も整っているので、自分にヤル気があれば知識もスキルも上げていける環境だと感じています。
最初は、質問するにしても報告するにしても、「こんなこと聞いてもいいのかな?」と躊躇することが多かったのですが、いまは自分なりに大事なことは何か、知っておくべきことが何かの判断がつくようになり、発言が増えてきました。先輩からも「声が出るようになったね」と言われています。発言によって得られる情報が違ってくると思うので、大事なポイントを押さえた質問や報告ができるよう、先輩たちを見習いたいと思います。
なかなか時間管理がうまくいかなかったのですが、だんだんと思った通りのスケジュールで進められるようになってきたかなぁと感じています。また、ケアや処置をしながら、患者さんと世間話をできる余裕が出てきました。最初のうちは、「次の手順は何だっけ?」と考えることで頭がいっぱいで、会話どころではありませんでした。先輩たちのように、誰とでも上手に会話できるように頑張ります。

毎日のケアだけでなく、検査や手術などが重なってくると、時間が足りない……と気持ちが焦るばかりで体が動いていませんでした。この10カ月の間に、先輩から優先順位のコツなどを教えていただき、少しずつうまく計画を立てられるようになったと思います。
Theme03:目標とする先輩はどんなナースですか?
先輩ナースは主任さんを筆頭にスゴイ人ばかり。患者さんの心に寄り添うような声かけができる、緊急時に安全に対してキチンと配慮している、ケアの選択肢がとても多い、赤ちゃんへの対応が上手……など、お一人おひとりが違う魅力をお持ちです。今の私にとっては高過ぎる目標ですが、緊急度の高い場面になっても体が動き、声もしっかり出せるナースになりたいですね。
知識が豊富で、患者さんへの説明がていねいなナースが目標です。同じように病棟内をまわっていても、先輩たちは患者さんや患者さんのご家族から質問を受けることが多く、それに対して親身になって的確な説明をされる様子を見て、「信頼されているんだなぁ」と憧れています。
新しい患者さんをお迎えしたとき、情報が少ない中でもできることを見つけて、自分の強みを生かしておられる先輩がいらして、スゴイなぁと思います。また、私たち後輩に対しても、良いところや得意なことを踏まえて、「これができるんじゃない?」とアドバイスしてくださるので、とっても頼りにしています。
重症患者さんに対しても、決して慌てた様子を見せない先輩がおられます。もう、「スゴイ」という言葉しか出てこないほどスゴイ。私だったら、バタバタしてしまう局面でも堂々と落ち着いておられて、全身状態も把握しながら迅速かつ的確な処置をされます。何年たてばあんな風になれるんでしょう? 今は足元にもおよびません。
指導力が高く、スキルアップだけでなくモチベーションアップもしてくださる先輩がおられます。後輩に教えるには、その何倍もご自分が理解しているということだと思うので、見習いたいですね。まだまだ自分が理解するだけで精一杯ですが、もうすぐ後輩を迎えるので、指導できるくらいまで知識と経験を積んでいきたいと思います。
Theme04:これだけは自信がある!ということがあれば教えてください
適応能力は高いほうかなと思っています。教科書などを読んで覚えるのは苦手ですが、実際にやってみて覚えるのが得意なので、初めての処置でも実技すればマスターしていけるという自信があります。
すごい、うらやましい!
先輩からは、「心が強いね」って言われます。たしかに、仕事のことで泣いたことは一度もないですし、あまり落ち込まないほうかも…。もちろん、思ったようにできなくて凹むこともありますよ。でも、ひと晩眠った翌朝には、「次は頑張ろう!」と切り替えられます。
心身ともに健康であることです。看護師の仕事は、想像を上回るハードワークではありますが、今のところ休むことなく続けられています。
私もいまのところ無欠勤です。遅刻もしたことがなく、「ちゃんと時間を守るのは、すごくいいよ」と先輩から褒めていただきました。
仕事中は常に笑顔!を心がけています。笑っていれば何とかなると信じているので、少し気持ちが落ち込んでいても、暗い顔はしません。先に笑顔をつくることで、だんだん気持ちも上がってきます。
Theme05:仕事のリフレッシュは、どのようにしていますか?
さきほど、「健康には自信がある」と話したことにもつながりますが、とにかく体が資本なので、休日は睡眠をたっぷりとって疲れを癒すことを優先します。あとは、美味しいものを食べたり、好きな音楽をかけたり。外出する日もありますが、どちらかというと部屋でゆっくり過ごすことが多いかなぁ。
私もインドア派なので、Nさんと同じような過ごし方です。ぐっすり眠った後は、テレビを見ています。「絶対にこれを見る」という番組は決めていなくて、チャンネルを変えながら、そのときの気分にピッタリくるものを楽しむようにしています。
私は外出する派です。洋服を買いに行ったり、飲みにいったり。同期を誘うこともありますし、仕事と関係のない友達と一緒のときもあります。
買い物や飲み会、いいよね。私も大好き!でも、もっと積極的に体を動かすほうがリフレッシュになります。最近、ボルダリングにはまっていて、終わると筋肉痛になるんですが、その痛みがまた気持ちいいというか~。(一同、笑)
Kさんほどではないけれど、私もスポーツでリフレッシュしています。冬はスノボ、夏は登山に出かけます。地方出身ですが、神戸は山がすごく近くて魅力的だなと思いました。
Theme06:将来、こんなナースになりたい!という目標を、「○年後に、○○○○な看護師になります」という具体的な形で教えてください。
5年後に「後輩に頼られる看護師」になれるよう頑張ります。あの人が指導者だったらいいよなぁ、と思ってもらえるようなナースになら、きっと患者さんにも頼っていだける存在になれるはずですから。
10年後に「患者さんから信頼されるような看護師」になりたいです。まずは、もっともっと知識をつけること。そして、それを理解して自分の中に落とし込み、行動にして表せるようにしていきたいです。
5年後に「患者さんの心に寄り添えるような看護師」へと成長できていたらいいなと思っています。もっと余裕をもって患者さんと接するためには、患者さんの不安を解消するための知識をつけなければと思うので、まずはそこから頑張ります。
10年後に「みんなから頼られるような看護師」になりたいです。今はまだ、自分がやるべきことをやるだけで精一杯ですが、自分なりに理解したことや経験してわかったことを、他の誰かに伝えられるようにステップアップしていきたいです。
5年後に「患者さんに愛されるような看護師」になります。嬉しいことを一緒に喜び、辛い気持ちを共有して一緒に悲しめるような、“愛”のある看護師を目指します。