新人ナースたちの ホンネ!?座談会 Group Interview

新人ナースたちのホンネ!?座談会 Vol.8

第8回 ホンネ座談会メンバー

ホンネ座談会メンバー

Aさん 10F西病棟勤務
Bさん 7F東病棟勤務
Cさん 9F西病棟勤務
Dさん 放射線科勤務
Eさん 手術部勤務

Theme01:入職して一年 今の心境は?

Aさん:

もともと患者さんとゆっくり関われる病棟がいいなと思っていました。10F西病棟の結核病棟に配属が決まったときは、全然考えてもいなかったので、びっくりしました。結核の患者さんは最低でも1〜2カ月と入院期間が長く、患者さんとじっくり関われるので、今は結核病棟に配属されてよかったなと思っています。

Aさん

Bさん:

私がいる7F東病棟の担当は、消化器内科・外科です。学生時代、消化器科で実習したことがあり、希望通りの配属になってうれしかったですね。基本的に手術をして帰られる患者さんがほとんどなので、回復が見てわかるところがいいなと思っています。でも、想像以上に忙しくて……。患者さんの回転がとても速いので、スピードが求められています。

Bさん

Cさん:

僕は小児科を希望していたのですが、整形外科に配属されました。正直戸惑っていたんですが、先輩に恵まれてよかったです。僕は、あまり仕事がパパッとできるほうではなく、先輩にいつも迷惑をかけているんですが、手厚くフォローしてくれます。1年間指導してくれるプリセプターの先輩は、勤務時間が重ならない場合でも声をかけてくれるので、とても助けられています。

Cさん

Dさん:

私も放射線科は、あまり希望していませんでした。病棟で働く気満々だったので、最初は同期や学生時代の友達に相談していました。ただ、放射線科は優しい方ばかりで、気持ちをわかってくれて救われました。今は、独り立ちして、だんだん一人でできる処置が増えてきたので、とてもやりがいがあります。

Dさん

Eさん:

私も手術部は希望していなかったので、初めは不安でした。でも、同期が4人もいて、指導担当の先輩が、手の洗い方や、先生にメスなどの器具を渡す「器械出し」など、丁寧に教えてくれました。教育体制がきちんと整っているので、徐々に手術部でよかったな、と思うようになりました。私もDさんと同じように、独り立ちして、一人で器械出しができるオペが増えてきました。半年くらいで、血圧などの記録やモニタリングをする「外回り」も担当するようになり、うれしかったですね。今は覚えることが増えてきたので、大変ですが、がんばっているところです。

Eさん

Theme02:スキルアップを感じたのは、どんな瞬間?

Bさん:

毎日11時と16時に、リーダーさんに患者さんの状態を報告する業務があります。いつも部屋を回り切れず、報告時間を守れていなかったんですが、最近はきちんと間に合うようになってきました。また、手術後の観察や吸引、経管栄養など、一人でできることも増えてきて、先輩の手伝いをできる余裕も出てきました。

Aさん:

私は、最初のころ、観察したことや行ったことをすべて先輩に相談・報告していました。今は患者さんの問題や異常があったとき、何が起こっているのか、どう対応すればいいかを考える「アセスメント」をした上で、相談できるようになってきました。例えば、血圧を下げる薬を飲んでいる患者さんが、朝、血圧が低くてふらついた場合、普段通りその薬を飲んでいいのかを考え、薬の効果や副作用なども考慮してから先輩に確認しています。ちょっと成長できたのかなと思います。

Cさん:

僕も最初は不安で、その日フォローについてくれる先輩にいちいち相談していましたが、少しずつ慣れてきて、自分で判断できるようになってきました。特に、夜勤はスタッフの人数が少なくなり、4人で病棟を担当することになります。以前、患者さんがお部屋で転倒してしまったときは、びっくりしてすぐに先輩に報告しましたが、最近では患者さんに外傷はないか、血圧に異常はないかなど、いろんなアセスメントができるようになりました。一人で行動できるようになった分、責任も増えましたね。

Cさん

Eさん:

すごい!私の場合、外回りはまだまだ難しいですが、器械出しのスピードが速くなりました。また、先輩とオペに立ち合い、手術の手順書に細かい注意点を付け加えるなど、やり方がだんだんわかってきて、新しいオペの習得も早くなってきました。

Dさん:

私は、いろんな検査が一人で担当できるようになったことですね。独り立ちするには、先生が行う検査の中で、血圧や脈拍などの観察や記録、モニタリングを行い、検査による合併症や薬剤の副作用などもすべて理解しておく必要があります。担当できる検査の数がだんだん増えてきて、スキルアップしたと感じています。また、最初は、検査の中で、どこが先生に報告するポイントか全然わかりませんでしたが、少しずつ「このくらいの時点で報告しよう」と自分で判断できるようになってきました。先輩も「さっきのよかったよ」と言ってくださるので、自信がついてきました。

Theme03:目標とする先輩はどんなナースですか?

Aさん:

患者さんと丁寧に関わるのはもちろん、周りのスタッフが困っていたらすぐに「大丈夫?」と声をかける先輩です。いつも的確で、アセスメント力もすごいですし、自分のことでいっぱいいっぱいにならずに周りを見て行動されているので、真似したいなと思います。

Bさん:

私も今は自分のことで精一杯なので、視野が広く、ほかの看護師のことまで把握できる先輩が目標です。また、知識が豊富で、患者さんに「こういう症状がある」と言われたら、すぐにいろんなリスクを考えて答えられる先輩はすごいなと思います。

Eさん:

私もBさんと同じように、知識が豊富な先輩ですね。麻酔の勉強が難しいんですが、勉強会で網羅できない分をフォローしてくれる先輩がいます。また、麻酔時間が長くなるほど患者さんの侵襲が大きくなるので、患者さんのために私のフォローをしてくれます。独り立ちした業務のことでもわからないことがあれば教えてくれたり、先輩が何も言わずに手伝ってくれたり。自分のことをきちんとしながら、後輩のことも気にかけられる先輩はとても尊敬しますね。

Eさん

Dさん:

私も患者さんに細やかな配慮ができる先輩がすごいなと思っています。患者さんのことを一番に考えて、検査の待ち時間に「寒くないですか?」「あと何分くらいかかるので待っててくださいね」とわざわざ声をかけにいく先輩がいます。私は自分の仕事で精一杯で、そこまでできる余裕がないので、要領よく時間を作っているのはすごいと思います。

Cさん:

放射線科、すごい優しい人いるもんなぁ。申し送りに行ったとき、患者さんに「痛かったですね、お疲れさまです」と声をかけたりとか。

Dさん:

ちょっとしたひと言に優しさを感じるよね。

Cさん:

僕も目標とする先輩はたくさんいますが、中でも尊敬している先輩が二人います。一人は、プリセプターの4年目の先輩です。失敗したときは、「次からはこうしような」とアドバイスしてくれたり、僕が日勤終わりで先輩が夜勤のときに、「今日は大丈夫やったか?」と声をかけてくれたり。本当に優しいですね。もう一人は、9年目の先輩です。よく勤務が重なり、ペアになって指導してくれます。僕は不器用なタイプなんですが、僕のできる、できないを見抜いてフォローしてくれますし、患者さんからも信頼されています。その先輩に一日ついて回る「シャドウイング」の機会があり、「カルテに載っている血圧や体温の検査値よりも、患者さんの顔色や発言が大事やから」と言われました。自分の中で教訓にしている言葉です。

Theme04:仕事のリフレッシュはどのようにしていますか?

Dさん:

放射線科の1年目は土日が休みなので、予定が立てやすいですね。金曜日は同期とごはんを食べに行って、土曜日はお昼まで寝たり(笑)。友達と遊びに行くときは起きますけど。3連休は旅行したり、遠出したりしてリフレッシュしています。

Dさん

Eさん:

私も土日が休みです。土曜日は友達と出かけて、ごはんを食べたり、買い物したり、映画を観たり、夜はちょっと飲みに行ったり。日曜日は、朝早起きしたあと、好きな音楽を聞いて、お昼ごはんを作るのがルーティーンです。あと、温泉とか岩盤浴に行ったり。手術部の1年目は夜勤がないので、リフレッシュしやすいですね。仕事帰りに勉強する時間も作っています。しんどいときはすぐに寝る日もありますけど(笑)。

Bさん:

わかる!私も連勤が続いたときは、1日中家で寝てます(笑)。寝てなくても布団の上でゴロゴロしたりとか(笑)。2連休のときは、大阪や三宮で買い物をしたり、友達と旅行に行ったりしてます。

Bさん

Aさん:

私は、仕事終わりに同期とごはんに行って、しゃべりまくっています(笑)。やっぱり人と話すのがリフレッシュになりますね。休日は、課題があるときはしますが、ないときはしっかり遊んでメリハリをつけています。三宮や近場で遊ぶのが多いですね。

Cさん:

僕は平日休みなので、何カ月も前から友達と約束しています。あとは、地元の友達とたまにごはんを食べに行ったりですかね。だんだん仕事にも慣れてきたので、スポーツジムに通って気分転換をしようと思っています。

第8回ホンネ座談会メンバー

Theme05:5年後、こんなナースになりたい!という目標を、「○年後に、○○○○な看護師になります」という具体的な形で教えて下さい。また、後輩となる学生の皆さんにメッセージをお願いします。

Aさん:

患者さんの思いに寄り添った看護を行える看護師になりたいです。患者さんとより丁寧に関わることを心がけたいと思います!

Aさん

Eさん:

手術に対して不安を感じている患者さんに、安心感を与えられるように、知識、コミュニケーション力のある看護師になりたいです。勉強量も多いですが、患者さんのために努力します!

Dさん:

私の目標は、患者さん、家族、スタッフからも安心してもらえる看護師です。自分のことだけでなく、もっと周りに気を配れる余裕を持ちたいです!

Dさん Eさん

Bさん:

知識が豊富で、患者さんやスタッフからも信頼される看護師になりたいと思います。まだまだ自分のことで精一杯ですが、手本になる先輩が周りにたくさんいるので、がんばります!

Cさん:

優しさと知識を持ち、信頼される看護師になりたいです。プリセプターのような看護師を目指してがんばります!

<<おつかれさまでした>>
以上、新人ナースのホンネ!?座談会でした。同期のみなさんはみんな仲が良く、和気あいあいとした雰囲気の中で、いろんなお話をしてくれました。配属先は違いますが、どの部署も見本となる素敵な先輩がたくさんいて、ナースとして着実に成長を続けているようです。これからも素敵なナースを目指してがんばってくださいね。

→前回の座談会はこちら

ホンネ座談会 Vol.8