ICLS教育推進チームとは
ICLSとは、「Immediate Cardiac Life Support」の頭文字を取った略語で、日本救急医学会が主催する蘇生トレーニングコースです。「突然の心停止に対する最初の10分間の対応と適切なチーム蘇生」を習得することを目標とし、ICLS教育推進チームでは、職員が急変時に際し迅速な救命活動が行えるように、定期的なICLSコースの開催や、様々な急変対応のコースを開催しています。チームとしての活動歴史は長く、2004年2月に第1回日本救急医学会認定コースを開催して以来、すでにコース開催は49回となりました。また、心肺蘇生のガイドラインは5年毎に改訂されるため、常に新しい知識を院内だけでなく地域にも周知し、心肺蘇生の知識や質向上に寄与しています。
活動理念
心肺蘇生を必要とする患者に対し、医療従事者が適切な知識をもとに質の高い蘇生技術が行える
活動目標
- 院内の蘇生技術の普及と質の向上
- 地域へのBLS(一次救命処置)の普及
- 災害発生時に速やかに対応できる
- 外傷にも対応できるように推進する
構成メンバー
医師、看護師、放射線技師、臨床工学技士、事務と様々な職種で構成されています。
主な活動内容
- ICLSコースの定期開催(7月、11月、2月)
- ICLSフォローアップ研修(7月、11月)
- 新規採用者BLS(一次救命処置)講習(5月)
- ハリーコールへの協力と検証
- 各病棟よりシミュレーションの要請時の協力
- 小児関連部署に対し小児BLS講習を行う。(秋頃)
- 災害訓練実施時の協力
- 災害看護マニュアル作成の協力
- AHAコース、JMECCコース開催(2月)の協力
- 外傷コース(JPTEC : japan prehospital trauma evaluation and care、JATEC : japan advanced trauma evaluation and care、ITLS : international trauma life support)への参加の呼びかけを行う。
- 周辺病院より要請があればBLS講習を行う。
- J-CIMELSコース開催(3月)の協力