看護補助者研修
今回は看護チームの一員として活躍していただいている看護補助者の研修の様子を紹介します。
当院には、看護補助者が病棟や外来など各部署に配属されています。
昨年より夜間看護補助者も加わり、看護補助業務を行っています。
看護補助者は患者さんのケアや見守り・患者搬送・物品管理など様々な看護補助業務を行っています。
20年以上のベテランの方から、入職1ヶ月の病院勤務がほやほやの方まで、様々な方がおられます。
当院では、安全に看護補助業務が行えるよう定期的に看護補助者研修を実施しています。
今回はヘルパーと夜間看護補助者を対象に、「認知症患者の見守り」について研修を行いました。
認知症看護認定看護師より、高齢者・認知症患者さんの特徴や見守りのヒントになるような講義を
受けた後、2人1組になり、患者役・補助者役になりきり、ロールプレイを行いました。
患者役・補助者役それぞれに配役のシナリオのみ配布され、演技は全てアドリブです。
研修後のアンケートでは
「患者さんのしたいことを否定せず対応したい」
「患者さんが安心して入院生活を送っていただけるよう、声かけの仕方や言葉遣いがとても大切だと
思った」
など、今後のケアに活かしていける前向きな意見がたくさんありました。
中には、
「ペアになった方の認知症患者さんへの対応がとても丁寧で安心出来る声かけだったので、私も
そう感じてもらえる対応をしたいと思う」
「今後の研修でもロールプレイをやって欲しい」
という意見をもらいました。
ロールプレイで役になりきることが恥ずかしかったり、抵抗を感じたりするのではないかと心配していま
したが、臨場感あふれる演技で、日頃の丁寧な対応の実践が現れているように感じました。
これからも、良いケアが提供出来るようにと意欲的な看護補助者の皆さんと協働し、看護チームでより
よいケアが提供できるよう取り組んでいきます。
看護部業務委員会・看護補助者担当者