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NURSING BLOGNST実践トレーニング

NST実践トレーニング

~摂食嚥下機能障害患者のポジショニングと嚥下食~研修が開催されました。

西神戸医療センターは多職種協働で取り組む、チーム医療を積極的に実践しています。

チーム医療推進室には10チーム設置され、その中でもNSTNutrition Support Team=栄養サポ

ートチーム)は開院当初より積極的に活動しています。

毎年新メンバーには即実践で活用できる知識・技術トレーニング研修を行っています。

NSTメンバーの理学療法士(PT)・言語聴覚士(ST)・栄養士から嚥下障害のある患者さんへの、基本的

な知識のレクチャーや、自分たちで食事介助を受ける体験、実際、患者さんへ提供している嚥下食の試

食をしました。

まずは理学療法士 飯川さんからの食事介助時のポジショニングレクチャーです。

理学療法士 飯川さんのワンポイントアドバイス

・自力での食事摂取確立だけでなく、誤嚥リスクや疲労の軽減のためにポジショニングは重要です!

・基本的には、頭頚部軽度屈曲位を保持できるように姿勢を調整しましょう

  

次は言語聴覚士 針生さんの食事介助についてのレクチャーと実践です。

互いに食事介助で食事摂取をします。

言語聴覚士 針生さんのワンポイントアドバイス

適切な一口量で、一口毎に嚥下状態の確認を心がけましょう!

  

最後に栄養士さんから提供していただいた嚥下食の試食会です。

実際に自分たちで食べてみて患者さんへの援助がより具体的になります。

栄養士 寺園さんよりワンポイントアドバイス

食欲不振で食事量が少ない場合や、嚥下食のみでは必要栄養量に満たない場合など、食事に補食を

追加する場合があります。

今回は看護師、コメディカルの皆さんに試食していただき、普段患者さんが食べている補食の、味・香り・

形態等について確認いただけたと思います。

補食はそれぞれ、嚥下調整食分類のコード別で分類しており、嚥下食の場合は補食も嚥下レベルにあっ

たものを選択する必要があります。

 

  

摂食嚥下障害看護認定看護師 松尾さんより・・・

「自分のペースで食べたい」「姿勢がしんどい」等、患者体験での気付きは、日々の患者さん

への関わりにすぐ活かせる内容で貴重な体験となりました。

患者さんの「食べる」を支えるには多職種の力が必要です。職種間の垣根の低い西神戸の

強みを存分に発揮して、患者さんの「食べる」を支えていきましょう!!

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