☆化学療法センターご紹介☆
当院は、地域がん診療連携病院に指定されており、地域のみなさんに安心して適切ながん医療を提供できると認められた医療機関です。
化学療法センターは、抗がん剤治療を専門に行う場所として整備しており、通院しながら治療を受けることができます。
化学療法センターには、乳腺・消化器・呼吸器・泌尿器・婦人科・血液内科・耳鼻科などあらゆる診療科の患者さんが来られ、毎日30~40件、年間6000件ほどの抗がん剤治療を行っています。
室内には19床のリクライニングチェアやベッドがあり、テレビやDVDが備え付けられており、治療中でも気分転換ができるように環境を整えています。
抗がん剤治療と言えば、みなさんどんなことを思い浮かべますか?
「吐き気が出る」「毛が抜ける」「しんどい」・・・
昔と比べると副作用もずいぶんとコントロール出来るようになりましたが、患者さんは頑張って治療を受けておられます。
今は、入院ではなく、日常生活を送りながら外来で治療を受けることが主流になり、中には仕事の後に来られる方もおられます。
化学療法センターの看護師は、患者さんが少しでも楽に、そして安全に治療が続けられるように日々関わっていますが、患者さんの治療を支えているのは、医師や看護師だけではありません。
患者さんへの薬の指導は薬剤師
治療継続に欠かせない食事に関することは栄養士
食事をする上で重要な口の中の健康に関することは、歯科衛生士や歯科医師
在宅での生活や金銭面の不安に関しては、患者支援センターの看護師やソーシャルワーカー
など、医療チームのみんなで、患者さんを支えています。
中でも、看護師は患者さんの状況やニーズを最もよく理解出来る立場にあるため、必要な職種につなぐ中心的な役割を担っています。
当院には、現在3名のがん化学療法看護認定看護師、がん薬物療法看護認定看護師がいます。
抗がん剤治療が適切に行われるよう、副作用症状の緩和や患者さんへの看護・指導だけでなく、他部署の看護師や他職種からも抗がん剤治療に関する相談を受け、医療者が困らないように調整したり、治療が適切に行われるよう活躍しています。
化学療法センターの看護はとてもやりがいがあります。
医療チームで、患者さんに安全で適切な抗がん剤治療を受けていただけるよう支援しています。