手術室看護師の1日
当院手術室は8室あり、消化器外科・整形外科・脳外科手術をはじめ、小児の手術・帝王切開術など、夜間緊急手術を含め年間6200件の手術を行っています。
看護師は総勢42名、毎年約5~6名の新人看護師が配属になります。
『手術室』という緊張感のある職場ですが、先輩看護師とペアで手術介助に当たり、一つ一つステップアップできる体制を整えています。
そして、医師や臨床工学技士と連携し患者さんに安心・安全な手術を提供しています。
-08:30 朝のカンファレンス
日勤看護師全員集合し、業務連絡と患者の情報共有を行います。
その後、9時開始の手術準備
-09:00 手術介助 先輩看護師と一緒に手洗いをして、清潔ガウンを着て介助にあたります
-担当の手術介助終了後、先輩看護師とリフレクション
-翌日の手術の準備
初めての手術の場合、マニュアルや物品を先輩看護師と一緒に確認し、手術に備えます。
ステップアップが進めば、担当患者さんの術前訪問に行き、患者さんの声を手術看護に活かしていきます。
-17:15 終了時カンファレンス
日勤看護師が集合し、1日の看護の共有や伝達を行います。
-1年目看護師の声
先輩がそばで支援してくれるので、安心感があります。
先生に「ありがとう」と言われると嬉しいです。
術前訪問で患者さんにお話を伺うことで、患者さんのために頑張ろうという思いも強くなります。
覚えることは多いけど、毎日は充実しています。
-先輩看護師の声
1年目さんと一緒に手術に入るにあたって、自分のまとめた資料や本を見直したりすることで、私自身の勉強にもなっています。
1年目さんの成長を傍で感じられることが嬉しいです。
仕事以外のプライベートな話もできるので、それも楽しいです。
-手術室看護師より
当院はセル看護提供方式🄬を取り入れています。
手術室でも、セルマインドである「患者のそばで必要な看護を考え『安心・安全な看護』の実践」に取り組んでいます。
私たちは、術前・術後訪問を通して、周術期にある患者さんと家族の思いに寄り添い、安心して手術を受けていただけるようよう頑張っています。
また、患者さんが可能な限り早期に社会復帰できるよう、多職種と連携し、二次的合併症の予防と安全な手術の提供に努めています。