診療科の概要
涙腺や唾液腺など、体の外に分泌液を出す臓器を外分泌腺というのに対して、体の中、つまり血液中などに分泌物(「ホルモン」といいます)を分泌する臓器を内分泌臓器といいます。
内分泌臓器には具体的には頭のほうから下へ順に下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎、性腺などがありますがこれら内分泌臓器の病気によるホルモンの異常や腫瘍など、また最近多くなっている糖尿病などの患者さんを診療するのが糖尿病・内分泌内科です。
診療科の特徴
地域の医療機関との連携を重視しており、当院に紹介され、受診された糖尿病の患者さんに関して血糖が高くなった方は血糖コントロール目的にて食事療法の指導などを受けていただきます。これで血糖が改善しない方は教育入院を行なって、食事、運動療法の理解、実践を図ります。
また場合によっては経口血糖降下剤を増量したり、インスリン等の注射を開始したりします。また同時に糖尿病の合併症(尿検査、神経障害の検査、眼科で糖尿病網膜症の検査等)の検査を行い、異常が見つかった場合にはそれぞれの専門の科で治療を受けていただきます。
なお、病状の安定した患者さんは地域の先生への通院をお願いしています。ご協力をお願い申しあげます。
診療科トピックス
糖尿病の患者さんには、クリニカルパスによる3日間の妊娠糖尿病の入院、5日間の糖尿病教育入院とインスリン注射を始めるための2週間の入院治療を行っています。
また、糖尿病の患者さん向けに月1回、第3火曜日の午後1時30分より糖尿病教室を行なっており、治療意欲の向上を図っています。