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リハビリテーション科・技術部

リハビリテーション科・技術部

診療内容

診療報酬

脳血管疾患等リハビリテーション料(I)

運動器リハビリテーション料(I)

呼吸器リハビリテーション料(I)

心大血管疾患リハビリテーション料(I)

がん患者リハビリテーション料

廃用症候群リハビリテーション料(I)

理学療法部門

対象

身体に障害のある方(具体的な疾患等を以下に示します)

  • 整形外科
    • 大腿骨頸部骨折、その他の骨折、人工股関節・人工膝関節術後、脊椎手術後、脊髄症、関節リウマチ、変形性関節症など
  • 脳神経内科
    • 脳梗塞、パーキンソン病、運動ニューロン疾患、筋疾患など
  • 脳神経外科
    • 脳内出血、クモ膜下出血、脳腫瘍、動脈瘤術後、頭部外傷、頸髄損傷など
  • 呼吸器内科・外科
    • 肺炎、慢性閉塞性肺疾患、肺結核後遺症、肺手術前後など
  • 循環器内科
    • 急性心筋梗塞、心不全
  • 各科共通
    • 手術や病気による安静のために起こる廃用性障害など

目的

身体障害の予防と改善、日常生活動作能力の改善

特色

地域の救急中核病院の一部門として、できるだけ早く理学療法を開始し、入院患者さんの早期離床、早期回復を促し、早く退院できるように努力しています。また、クリニカルパスの利用、病棟での回診やカンファレンスへの参加を通し、チームとして患者さんをサポートできるように心がけています。

患者さんの早期回復という観点から、2015年4月より土曜日リハビリテーションを毎週実施しております。

2014年度よりがん患者さんに対するがんリハビリテーションを開始しました。

また、学会発表をはじめとした学術面での取り組みや回復期病院との症例報告会を通して、セラピスト同士の地域連携の促進を図っています。

作業療法部門

対象

身体・認知機能障害のある方(具体的な疾患名、障害名を以下に示します)

  • 整形外科
    • 橈骨遠位端骨折・上腕骨頚部骨折・手指骨折・その他(主に上肢)の骨折、ばね指の術後、脊髄症、関節リウマチなど
  • 脳神経内科
    • 脳梗塞、神経筋疾患など
  • 脳神経外科
    • 脳内出血、クモ膜下出血、脳腫瘍、動脈瘤術後、頭部外傷など
  • 呼吸器内科
    • 肺炎、慢性閉塞性肺疾患、肺がんなど
  • 乳腺外科
    • 乳がん術後
  • 各科共通
    • 手術や病気による安静のために起こる廃用性障害など

目的

身体機能の改善、維持、日常生活動作の(再)獲得、高次脳機能障害の改善

家事や仕事などの必要とされる活動の獲得

内容

普段何気なく行っている日常生活動作(起き上がる、食事、トイレ動作、行為、入浴など)が病気を起因とし、困難になることがあります。作業療法では、身体、精神・認知機能面を評価し、生活に必要とされる機能の向上を目指します。また、生活指導や道具の改良など、障害を持ちながらでもよりよい生活を送っていただけるよう、日常生活動作や、その人に必要な動作の改善の一助に努めています。

言語聴覚療法部門

対象

言語、嚥下、聴覚、コミュニケーションに問題を抱えている方(具体的な疾患名、障害名を以下に示します)

  • 脳神経内科
    • 脳梗塞、パーキンソン病、運動ニューロン疾患、筋疾患、認知症など
  • 脳神経外科
    • 脳内出血、クモ膜下出血、脳腫瘍、動脈瘤術後、頭部外傷など
  • 耳鼻科
    • 声帯結節やポリープによる音声障害、口蓋裂や粘膜下口蓋裂による器質性構音障害、機能性構音障害、難聴、言語発達遅滞、吃音など
  • 小児科
    • 言語発達遅滞、機能性構音障害など
  • 各科共通
    • 手術や病気による安静のために起こる廃用性障害など

目的

言語、嚥下、聴覚、コミュニケーション能力の改善

内容

関係各科と協力して、検査や評価を行った上で、治療・指導を行っています。さらにQOL(生活の質)の向上や、社会参加が可能となるように、地域との連携を取りながら支援を行っています。

特色

成人の嚥下訓練、失語症訓練、構音訓練は、当院入院中の方を対象に行っています。

外来では、成人、小児の音声障害に対する訓練を積極的に行っています。小児の言語、聴力、コミュニケーションの評価を行っています。必要に応じて、発達に関する助言指導、発音の訓練も行っています。

資格

  • 3学会合同呼吸療法認定士:9名
  • がんのリハビリテーション研修修了:19名
  • 福祉住環境コーディネーター2 級 :2名
  • 呼吸ケア指導士 初級:1名
  • 認定理学療法士(運動器・呼吸・脳卒中・臨床教育・管理営):4名
  • 心臓リハビリテーション指導士:2名
  • 心不全療養指導士:1名
  • 腎臓リハビリテーション指導士:1名
  • NST 専門療法士:2名
  • 認定作業療法士:2名
  • 音声言語認定士:1名
  • JABITA成人ボバースアプローチ認定:1名
  • パーキンソン病療養指導士:1名
  • 日本理学療法士協会協会指定管理者(上級):2名
  • 臨床実習指導者講習会修了:14名

院内参加チーム

栄養サポートチーム(NST)

呼吸マネジメントチーム(RMT)

がん総合診療部 がんリハビリテーションチーム

糖尿病療養指導支援チーム

精神科リエゾンチーム

緩和ケアチーム

高齢者・認知症サポートチーム

排尿ケアチーム

集中治療室早期離床推進チーム

心臓リハビリテーションチーム

乳がんリハビリテーションチーム

部内研究会

勉強会名 頻度
新人教育プログラム 適宜
ジャーナルクラブ 月2回
学会予演会 適宜
作業療法勉強会 月1回
症例検討会 月2回

視能訓練士

特徴

眼科外来は神戸西地域の中核病院かつ急性期病院としての役割を担っております。地域の医療機関と密に連携をとり、手術対象疾患、当院での検査を必要とする疾患を主に対象とした医療の提供を行っています。

対象疾患

白内障、網膜硝子体疾患(網膜剥離、増殖糖尿病網膜症、加齢黄斑変性、黄斑円孔、黄斑上膜、網膜中心静脈閉塞症、網膜静脈分枝閉塞症、網膜中心動脈閉塞症、中心性漿液性脈絡網膜症など)、緑内障、ぶどう膜炎、視神経炎、視神経疾患、角膜疾患(角膜炎、角膜潰瘍など)、角膜、結膜疾患(翼状片など)、眼瞼疾患(霰粒腫など)、眼窩骨折、屈折異常、斜視、弱視などになります。

検査の種類

大きく分けて25種類以上に渡る検査を医師の指示のもと行っています。

更に大別すると1.明室検査、2.暗室検査

  • 矯正視力検査、屈折検査、角膜曲率半径検査、眼圧検査、角膜内皮細胞顕微鏡検査、超音波眼軸長測定、光学的眼軸長測定、角膜厚検査、超音波画像診断検査、白内障手術イメージガイド、視神経機能検査、色覚検査、視機能検査、眼球運動検査などがあります。
    明室標準検査と手術の申し込み時や病状により追加で行う検査があります。
  • 眼底カメラ撮影、無散瞳眼底カメラ撮影、蛍光眼底造影検査、共焦点走査型ダイオードレーザ検眼鏡撮影、網膜断層像撮影、網膜電図検査、多局所網膜電図検査、前眼部光干渉断層計撮影、隅角検査、静的視野検査、動的視野検査などがあります。

    暗室検査は、散瞳剤を使用しない検査と散瞳剤を使用する検査があります。

    前者の検査は、網膜硝子体疾患等の診断や手術適応や治療効果の評価、緑内障や前眼部疾患等の様々な病態を詳しく調べるための検査になります。

    後者の検査は、ぶどう膜炎、糖尿病を含む網膜出血、緑内障などの様々な眼底疾患の病態を詳しく調べるための検査になります。また、造影剤としてフルオレセインやインドシアニングリーンを用いた蛍光眼底造影検査や網膜色素上皮細胞層の機能評価に有用な眼底自発蛍光の撮影も含みます。

その他

その他の業務として、患者さんが安心して白内障の手術を受けていただける様、白内障手術前の説明会を開いています。

主要検査機器

共焦点走査型ダイオードレーザ検眼鏡、無散瞳眼底カメラ、網膜光干渉断層計、前眼部光干渉断層計、白内障手術イメージガイドシステム、超音波眼軸長計測装置、光学的眼軸測長定装置、超音波画像診断装置、網膜電図、多局所網膜電図、静的量的視野計、動的量的視野計、手持ち眼圧計、Hess-Lancasterテスト、中心フリッカー値測定器、角膜内皮撮影顕微鏡など

専門外来

一般外来とは別に当院受診中の方を対象として行っています。

  • 眼鏡外来
    • 遠用眼鏡、近用眼鏡、遠近両用眼鏡、遮光眼鏡等の相談や選定を行っています。
    • 火曜日、木曜日の午前 予約なし(受付時間:10時30分まで)
  • 小児の斜視、弱視外来
    • 小児の斜視検査や弱視予防のための眼鏡装用を中心とした弱視
      治療、訓練を行っています。
    • 火曜日、木曜日の午後 予約制
  • ロービジョン外来
    • ロービジョン対象者の方々の補装具の相談、選定、他施設の紹介等、社会復帰へのお手伝いをさせて頂いております。
    • 火曜日、木曜日の午後 予約制

実習受け入れ校

神戸総合医療専門学校

年間約14名の学生を受け入れ、臨地教育に携わり、後輩育成に対する取り組みを行っています。

リハビリスタッフ

理学療法士(PT) 13名
作業療法士(OT) 6名
言語聴覚士(ST) 4名
視能訓練士(ORT) 6名

スタッフインタビュー

勤続3年目スタッフ(作業療法士)

作業療法士として、神戸市立西神戸医療センターで働かせて頂き一年が経ちました。現在は、脳血管疾患や整形外科疾患、呼吸器疾患を呈された患者様を中心に担当させて頂いております。

一年目は、患者さまとの関わりや評価、介入等あらゆる場面で知識不足・技術不足を痛感し、悩むことが多々ありましたが、先輩方の優しく温かいご指導により、よりよい介入が出来るようになりました。また、患者さまの状態が良くなられた際や、笑顔を見ることが出来た時、「ありがとう。」「こんなことが出来るようになったよ。」と言って頂いた際はとても嬉しく、やりがいを感じ、私自身の励みとなりました。

今後はより一層知識を深め、患者さま一人ひとりに応じた関わりが出来るように、日々努力し、成長していきたいと思います。

勤続2年目スタッフ(言語聴覚士)

西神戸医療センターに入職し、言語聴覚士として働かせて頂き1年が経ちました。

現在は入院患者様を中心に担当させて頂いております。

また昨年度末より小児の聴覚検査や音声評価も少しずつではありますがご指導頂き、外来診療に対する勉強にも励んでおります。

リハビリテーション部内は温かい雰囲気で、言語聴覚士の先輩だけでなく、他職種の先輩方にも多くの事をご指導、ご教示頂き、よりよい介入をするために日々勉強させて頂いております。

今後もより一層知識を深め、患者様により良いリハビリができるよう励んでいきたいと思います。

勤続3年目スタッフ(理学療法士)

現在、主にみているのは整形外科疾患や脳血管疾患、呼吸器疾患、循環器疾患です。業務内容としては、臨床業務はもちろん、病棟カンファレンスや回診なども担当させて頂いています。

リハビリテーション技術部内の雰囲気はとても良く、先輩方も優しく丁寧に教えてくださるので心強く思っています。また、病院全体が職種間の垣根が低く相談がしやすいところも、西神戸医療センターの良いところだと思います。

毎日試行錯誤の日々であり、なかなかうまくいかず悩むことも多いですが、色々な方にお世話になりながら少しずつ自分の成長を実感できるのでとてもやりがいを感じています。今後は更に経験を積んで、より多くの患者様の力になれるよう励んでいこうと思います。

  • にしはら まさみつ

    西原 賢在

    平成6年 卒

    役職

    脳神経外科部長
    リハビリテーション科部長
    リハビリテーション技術部長

    専門分野

    悪性脳腫瘍の診断、治療、脳神経外科領域の救急治療

    資格

    日本がん治療認定医機構暫定教育医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本脳神経外科専門医、神経内視鏡技術認定医

  • やなぎはら ちえ

    柳原 千枝

    平成2年 卒

    役職

    脳神経内科部長
    脳血管疾患リハ専任医

    専門分野

    脳神経内科全般

    資格

    日本神経学会専門医 日本神経学会指導医

    日本内科学会総合内科専門医 日本内科学会指導医

    脳卒中学会専門医 脳卒中学会指導医

  • おおすえ つよし

    大末 剛史

    平成16年 卒

    役職

    医長

    専門分野

    心血管インターベンション

    資格

    日本内科学会認定総合内科専門医
    日本循環器学会認定循環器専門医
    日本心血管インターベンション治療学会認定医

  • いせ けんたろう

    伊㔟 健太郎

    平成7年 卒

    役職

    医長

    専門分野

    整形外科全般(とくに関節疾患)

    資格

    整形外科専門医

    脊椎脊髄病医

    人工関節学会認定医

    インフェクションコントロールドクター

  • ただ きみひで

    多田 公英

    昭和61年 卒

    役職

    呼吸器内科部長

    専門分野

    呼吸器疾患全般 結核・抗酸菌感染症

    資格

    日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医・指導医

    日本呼吸器学会 呼吸器専門医・指導医

    日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医・指導医

    日本結核・非結核性抗酸菌症学会 結核抗酸菌症認定医・指導医

    ICD制度協議会 ICD(インフェクション・コントロール・ドクター)

令和4年度 職種別実施件数

理学療法部門

理学療法部門
延べ件数 割合(%)
脳血管 5,584 16
運動器 6,070 18
心大血管 2,138 6
呼吸器 6,333 20
がん 5,881 18
廃用症候群 7,707 22

作業療法部門

作業療法部門
延べ件数 割合(%)
脳血管 5,051 31
運動器 2,875 18
心大血管 92 0.57
呼吸器 4,278 27
がん 2,189 14
廃用症候群 1,551 10

言語聴覚療法部門

言語聴覚療法部門
延べ件数 割合(%)
脳血管 2,137 57
運動器
心大血管
呼吸器 882 24
がん 336 9
廃用症候群 378 10

主催オープンカンファレンス

年度 テーマ「症例報告リレー」
令和元年度 「体位により変化する呼吸~呼吸リハビリテーションへの応用~」
令和2年度 新型コロナウイルス感染症の影響で開催せず。
令和3年度 同上
令和4年度 同上

リハビリテーション技術部主催 健康増進教室(西神戸いきいき教室)

令和元年8月5日 「理学療法士からみたサルコペニア、フレイル対策」
令和元年10月7日 「理学療法士からみた脳卒中、循環器病、慢性腎臓病、尿失禁対策」
令和元年12月2日 「作業療法士、言語聴覚士からみた認知症、肺炎対策」
令和2年 新型コロナウイルス感染症の影響で開催せず。
令和3年 同上
令和4年 同上

2022年度学会発表、論文

【論文】

  • Hikaru Kobayashi, Tatsuro Inoue, Masato Ogawa, Takafumi Abe, Toshiaki Tanaka, Masayoshi Kakiuchi: Malnutrition diagnosed by the Global Leadership Initiative on Malnutrition criteria as a predictor of gait ability in patients with hip fracture. Injury.2022 Oct;53(10):3394-3400, DOI:10.1016/j.injury.2022.08.004
  • 垣内優芳,筧哲也,田中利明,海老名葵,桜井稔泰:高齢肺炎患者の咳嗽時最大呼気流量に影響を及ぼす要因.日本呼吸ケア・リハビリテーション学会誌 30:223-227,2022,
  • 垣内優芳,片岡紳一郎,筧哲也,田中利明,西原賢在:結核に対する理学療法の紹介.理学療法ジャーナル57:113-114,2023.
  • 垣内優芳,井上達朗:高齢肺炎入院患者の自己排痰可否を判断する咳嗽力のカットオフ値の算出.呼吸理学療法学2:11-19,2023,
  • 井上 慎一,内田 智子,西尾 優也,西原 賢在:頭部外傷 ~特集:運動器の作業療法~.OTジャーナル 56(8),2022

【学会発表】

  • 垣内優芳,中村公治郎,海老名葵,筧哲也,畑俊行:入院前リスク評価に基づいて、肝胆膵悪性疾患患者の周術期を多職種で支える取り組み.第60回日本癌治療学会学術集会,神戸,2022.10.22
  • 中野元,垣内優芳,小野くみ子,中田庸介:維持血液透析患者へのレジスタンストレーニングによるPhase Angleの改善効果:症例報告.第8回日本糖尿病理学療法学会学術大会,WEB,2022.9.3
  • 井上 慎一:脳腫瘍患者への上肢アプローチ~頭頂葉障害症状における上肢スキーマを向上させるための一工夫~.第34回活動分析研究大会(Zoom),2022.5.22
  • 井上 慎一,内田 智子,西尾 優也,廣野 茉衣,西原 賢在:エネルギー節約手技に基づき作業療法を行った肺腺癌の一事例.第7回日本がんサポーティブケア学会学術集会,2022.6.18
  • 井上 慎一,内田 智子,筧 哲也,西原 賢在:家事と仕事復帰時期の調整を行った,膀胱がん周術期の一症例.第56回日本作業療法学会,2022.9.16
  • 田口 真衣,山口卓巳,井上 慎一,小林正樹,内田智子:在宅酸素療法導入後,復職を目指した症例―在宅酸素療法使用者の復職と現状―.第56回日本作業療法学会,2022.9.17
  • 西尾 優也,井上 慎一,内田 智子:コントロール間に着目して介入した進行がんの一症例.第56回日本作業療法学会,京都,ハイブリッド開催,2022.9.16
  • 白井 裕美子,吉田 春の:急性散在性脳脊髄炎により高次脳機能障害を呈した1症例.第4回神戸プチ学術大会,神戸,2023.3.21

受診について

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