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呼吸器内科

呼吸器内科

ご挨拶

近年の人口の高齢化や、環境や病原体の変化に伴い、呼吸器疾患も増加し、多様になってきました。社会情勢や新規の感染症の対応など、呼吸器内科医の果たすべき役割はますます大きくなっています。私たち西神戸医療センター呼吸器内科は、呼吸器疾患全般について常に最新・最善の方法を用いて診療することを信条としています。患者さんに安心して信頼される医療ができるよう心がけています。地域の医療機関と連携しながら、よりよい診療体制をつくってまいります。

診療内容

呼吸器内科では毎月約1150人の外来患者、年間600-700人の入院患者を約10名の呼吸器内科医師が診療しています。入院は一般病床30床と結核病床45床を担当しています。呼吸器病には、肺癌、間質性肺疾患、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、喘息、結核を含めた呼吸器感染症、睡眠時無呼吸症候群、呼吸不全など非常に多彩な疾患があります。いずれの疾患にも適切に対応できるように、入院患者は毎日カンファレンスで検討を行い総合的な視点で診療方針を決めています。病院内他科との連携もよく、チーム医療も充実しています。新型コロナ感染症に対しても、病院全体で対応し、中等症患者を中心に一部重症患者の診療も行ってきました。

施設認定

  • 日本専門医機構 呼吸器内科領域専門研修制度(施設群)基幹施設
  • 日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡研修施設認定

主な疾患

呼吸器内科の主な対象疾患と当院での診療

呼吸器腫瘍(肺癌、胸膜中皮腫、縦隔腫瘍など)

入院は、肺癌をはじめとする悪性疾患が半数を占めています。当院呼吸器外科及び放射線診断科、放射線治療科と連携して、化学療法のみならず、外科切除や放射線治療なども協力して行い、集学的に治療効果を高めるべく努力しています。非小細胞肺癌の組織細胞診診断例はドライバー遺伝子やPD-L1検査を行い、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬の適応を判断し最善の治療法を検討しています。また、院内緩和ケアチームのアドバイスを受けながら、患者さんの QOL(Quality of Life)を配慮した診療を忘れないことにも留意しています。

呼吸器感染症(肺炎、肺結核、肺非結核性抗酸菌症、肺真菌症など)

肺炎・肺結核・肺非結核性抗酸菌症・肺真菌症などの感染症疾患にも最新の指針やガイドラインに基づいて治療を行っています。当院は隔離病棟を有していることから、神戸市内はもとより遠方からも結核患者さんの診療依頼を受けています。最近では様々な合併症を有し全面的な生活介助を必要とする患者さんが多くなり、また外国生まれの結核患者も年間3-10例入院しており、入院依頼に十分に応えられるよう努力しております。当院の臨床検査技術部は、細菌や抗酸菌の検出・同定に関して、高度な技術と多くの経験を有しており、感染症診療を行う上で、恵まれた環境にあるといえます。

気管支喘息、COPD(慢性閉塞性肺疾患)

気管支喘息やCOPDなどの気道疾患の患者さんも多数来院しています。最新のガイドラインに沿った管理・治療を行っており、ほとんどが良好なコントロールを得ているため、急性悪化による入院は少なく、外来での管理が主体となっています。重症喘息には適応を判断して生物学的製剤の導入も行っています。

間質性肺炎、肺線維症などのびまん性肺疾患

間質性肺炎、肺線維症などのびまん性肺疾患は、診断・治療とも困難なことが多いのですが、気管支鏡を用いた経気管支肺生検・気管支肺胞洗浄及び呼吸器外科に依頼する胸腔鏡下肺生検などの検査によって診断をできるだけ確定して、最善の治療を行っています。

呼吸不全(急性、慢性)、睡眠時無呼吸症候群

当院は救急外来、救急病棟及びICUを有しており、呼吸器疾患の救急受診・要請にも積極的に対応しています。重症呼吸不全に対する非侵襲的換気療法(NPPV)、ネーザルハイフロー療法(HFNC)も多数行っています。また慢性呼吸不全に対する在宅酸素療法や睡眠時無呼吸症候群に対する持続陽圧換気療法(CPAP)も行っております。

  • ただ きみひで

    多田 公英

    昭和61年 卒

    役職

    呼吸器内科部長

    専門分野

    呼吸器疾患全般 結核・抗酸菌感染症

    資格

    日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医・指導医

    日本呼吸器学会 呼吸器専門医・指導医

    日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医・指導医

    日本結核・非結核性抗酸菌症学会 結核抗酸菌症認定医・指導医

    ICD制度協議会 ICD(インフェクション・コントロール・ドクター)

  • さくらい としやす

    桜井 稔泰

    昭和61年 卒

    役職

    医長

    専門分野

    呼吸器疾患全般

    資格

    日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医・指導医
    日本医師会認定産業医

  • こうけつ りきや

    纐纈 力也

    平成13年 卒

    役職

    医長

    専門分野

    呼吸器疾患全般

    資格

    日本内科学会 認定内科医

    日本呼吸器学会 呼吸器専門医

    日本アレルギー学会 アレルギー専門医

    日本結核・非結核性抗酸菌症学会 結核抗酸菌症認定医

  • きだ ようこ

    木田 陽子

    平成13年 卒

    役職

    医長

    専門分野

    呼吸器疾患全般 肺癌

    資格

    日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医・指導医

    日本呼吸器学会 呼吸器専門医・指導医

    日本がん治療認定医機構 がん治療認定医

    日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医・指導医

    日本循環器学会 循環器専門医

  • やまもと まさつぐ

    山本 正嗣

    平成14年 卒

    役職

    医長

    専門分野

    呼吸器疾患、肺がん、気管支喘息

    資格

    日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医

    日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医

    日本アレルギー学会 専門医・指導医

    日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医

    日本喘息学会 喘息専門医

  • みわ ななこ

    三輪 菜々子

    平成20年 卒

    役職

    医長

    専門分野

    呼吸器疾患全般

    資格

    日本内科学会 認定内科医

    日本呼吸器学会 呼吸器専門医

  • はまざき なおこ

    濵﨑 直子

    平成26年 卒

    役職

    副医長

    専門分野

    呼吸器疾患全般

    資格

    日本内科学会 認定内科医

  • さとう ひろき

    佐藤 宏紀

    平成26年 卒

    役職

    副医長

    専門分野

    呼吸器疾患全般

    資格

    日本内科学会 認定内科医

    日本呼吸器学会 呼吸器専門医

    日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医

  • ますだ たかひろ

    益田 隆広

    平成28年 卒

    役職

    副医長

    専門分野

    呼吸器疾患全般

    資格

    日本専門医機構認定内科専門医

    日本救急医学会 ICLSインストラクター

    日本内科学会 JMECCインストラクター

  • とくしげ こうすけ

    德重 康介

    平成29年 卒

    役職

    専攻医

    専門分野

    呼吸器疾患全般

  • よしむら そういちろう

    吉村 聡一郎

    令和2年 卒

    役職

    専攻医

    専門分野

    呼吸器疾患全般

  • ふじもと さやか

    藤本 さやか

    令和3年 卒

    役職

    専攻医

    専門分野

    呼吸器疾患全般

  • ふるかわ ゆうや

    古川 湧也

    令和3年 卒

    役職

    専攻医

    専門分野

    呼吸器疾患全般

  • よしやま あやこ

    吉山 史子

    令和4年 卒

    役職

    専攻医

    専門分野

    呼吸器疾患全般

診療室 月曜 火曜 水曜 木曜 金曜
214 桜井 木田 多田 纐纈 佐藤
215 午前:徳重 三輪 午前:濵﨑 益田

午前:山本

午後:交替

503     午後:禁煙外来   
  • 禁煙外来については、お問い合わせください。
令和4年度 令和3年度 令和2年度
延べ外来患者数 1148人/月 1100人/月 1170人/月
延べ入院患者数 614人/年 680人/年 696人/年
気管支ファイバースコープ検査 200件/年 240件/年 290件/年
エコーガイド下生検 21件/年 18件/年 25件/年
胸腔鏡検査(要入院) 12件/年 17件/年 9件/年

受診について

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